夢幻之星学園

　 この話はファンタのキャラを使った学園物です。当然シリーズごとの年代設定は無視して構いません。
シリーズの好きなキャラを使って好きなように恋に部活に勉強にと青春を謳歌させてやってください。
また各キャラの設定については基本的に先に書いた人に優先権がありますのでご了承ください。また
文末にはファンレター等のためご自分のハンドルネームを書いてくださるようお願いします。（臥龍鳳雛）
　 深夜２時の理科室・・・誰もいない通路は
し〜んと静まりかえっている。
そのドアの前まで来たシルカ達ゴーストバスターズの面々。
ルディがムンクの叫び状態のまま固まっている以外は
みんなやる気満々である。
シルカがまずは理科室のドアにそっと耳をあて中の様子を
伺う。すると誰もいないはずの理科室から
ヒソヒソ話し声が聞こえるではないか。
しめたという表情でシルカはみんなを集め
「いい、私が合図したら、中に突入するわよ！！
もし、スクープ写真がとれたら、明日ナウラで
一番高いケーキをみんなにおごってあげるからね
（もちろん、その金は闇野から絞り上げたものである）
じゃあ、いくわよ！！せ〜の！！」
ドアを蹴破り理科室に突入したシルカ達
そこでみたものは・・・・・・・

スカル「猪鹿蝶！！これでどうでげす！！」
カオス「げ、ちょっと待ちんしゃい！今のなしでごわす」
・・・中ではフェイスリッカーとスカルソルジャー
・そして我留部留区３馬鹿トリオ（闇野、カオス、イマジオ）
が茶をすすりながら、花札大会に興じているところであった。
シュールな光景に立ちつくすゴーストバスターズ。
「あんた達こんな所でなにやっているのよ！！（怒）」
シルカはハリセンでそこにいた面々の頭を叩いた。

後で事情を聞くとスカルソルジャーは実は我留部留区の
密偵で、骨格標本に化けていたが、この理科室が
あまりに居心地がよかったのでそこに居着いたらしい。
ちなみにフェイスリッカーは彼のペットで、昼間は
中身を水に変えたガラス瓶の中でじっとしていたそうだ
これを聞いてとたんにルディは元気になり
「ねえ、学園７不思議なんて真相はこんなものですよ。
だからもう帰りましょう。」
だが、シルカはこの様子にかなり頭に来たらしく
我留部留区の一同をボコボコにして
「まだよ！まだあと５つあるわ、捜査続行よ！！！」
と闘志をもやすのであった。

その頃ラジャ教授は学園で迷子になっていた。
（理科室の怪　解決編、アビスです。続きをよろしく）
　 理科室の怪は、我屡部屡苦学園３バカトリオの仕業と判明し、あっけなく終わってしまった。
シルカ達ゴーストバスターズの面々は、例の３馬鹿トリオをハリセンでしばきあげた後、学園のプールに向かった。
学園のプールに出現する巨大リバイアサンの正体を暴くためである。
彼女らが向かう例の場所は、体育館の裏にあり、照明はなく暗闇に包まれて、恐ろしく静まり返っていた。
理科室の怪が、我屡部屡苦学園３バカトリオの仕業であることが判明し、ムンクの叫び状態から解放されたルディ君
だったが、やはり暗がりに恐怖を覚えるのか、鳥肌が立っている。
おまけに、動きも茶運びからくり人形のごとくぎこちなかったりする。
「ルディ君て、面白いわね」
「何か言った？」
暗がりで従兄弟三人衆（ネイファースト、ネイセカンド、ファル）のひそひそ話を聞いたルディ君は、ぎこちなく後ろを振り向いて、彼女らに言った。
「いや、何でもないよ。ところで、どうして、暗いところが嫌いなの？」
彼の振り向く姿が、ちょっとばかり気味悪かったのか、慌てて三人衆はお茶を濁した。
「だって、だって」
「え、だって、どうしたって？」
「小さい頃、田舎の親戚に行った時、夜トイレに行こうと思って外を歩いていたら、ドツボにはまってしまったんだ
よ。だから嫌だ」
意外な事実が彼の口から漏れる。
田舎に住んでおられる方なら御存じであろう。昔の家のトイレは外にあるということを。しかも、寝ぼけた山鳩が、
突然、暗闇からデデッポウポウと鳴き叫ぶと、もう恐くて恐くて行きたくても行けないという経験があるはずである。（このように書いた執筆者は、小学生の頃、実家が山に囲まれていて、夜トイレに行く時なんか、恐ろしくて走っていた経験がある。）
そう、彼は小さい頃、夜の田舎の家のトイレに行く途中、ドツボにはまっていたのだ。おそらく、それからすると、
彼が暗闇とオカルト的な話に弱いのは、多分この過去の経験から来ていると思われる。
彼からその話を聞いた三人衆は、半分あきれ、半分おかしくて仕方がなかった。
けれども、笑えない。ドツボにはまった時の、あの臭さは堪え難いものがあり、想像を絶していたからである。
「着いたわよ。さあ、どんな怪物かしらね」
体育館の裏にあるプールに着いたメンバーは、どきどきしながら、錆び付いた鉄のゲートを開い中に入った。
「闇に隠れて生きる。俺達、か〜いぞおーにんげん、なのさ」
すると、プールサイドから誰かが、「妖怪人間○ム」の替え歌を歌っている声が聞こえてきた。しかも、へたくそ
である。
シルカ達ゴーストバスタ−ズは例のハリセンを握りしめ、そのへたくそな歌が聞こえて来るプールサイドにそっと
近付いた。プールサイドには、噂のリバイアサンが近付く彼女らの気配に全く気付いていない。
スパーン、スポーン
ハリセンでしばく音が闇に心地よく響く。
「あれ、これ、水泳部のキャプテン、シャーキン先輩じゃない？」
シルカ達ゴーストバスタ−ズのハリセンにしばかれ、伸びた怪物の正体を見た、彼女らは気が抜けた。
プールサイドに気絶して倒れた怪物の正体は、なんと水泳部キャプテン、シャーキンだったからだ。
プールに出現するリバイアサンとは、彼のことだったのである。
ハリセンにしばき倒されたシャーキン君、気絶しているのにも拘わらず、
「早く、人間にもどりたい」
と、替え歌を歌っていたのだった。

（ルディの秘密＆伝説のリバイアサン　by　沖野守船：はあ〜（ため息）。解説が長くなって、肝心の話が・・・。
続きをお願いします）
　 学園７不思議を次々に暴いてゆく、ゴーストバスターズの面々。
理科室の怪は我瑠部屡苦学園３馬鹿トリオの仕業だったし、プールの巨大リバイアサンの正体は、水泳部の
キャプテン、シャーキンだった。
一晩で３つ（理科室の怪は、２件、プール１件）の怪を暴いた時、東の空がゆっくり白み始めた。
「さあ、帰って寝よ。」
出てくるあくびをこらえて、隊長のシルカが言う。
すでに、爆睡覇王の称号を得ているネイセカンドは、夢うつつの状態で歩いている。
ルディは一晩のうちに何回も、ムンクの叫び状態を繰り返していたせいか、表情はひきつったままだ。
その頃、一晩中学園の中を迷子になってうろついていた、ラジャ教授はダジャレを飛ばす元気もなく、どこ
かの教室の席で居眠りをしていた。
だが、学園の７不思議を暴く行動は終わっていない。
ここに書き記したのは、つかの間の休息である。

（一晩明けた後のゴーストバスターズの面々＆ラジャ　：沖野守船　どなたか、続きを書いて下さい。はふ〜）
　 さて、そのゴーストバスターズの騒動から数日後のアイードの裏通り。
バイト先から夜道を急いで帰宅中の少女がいた。
苦学生のティムである。
「ふう、今日も大変だったわ。でも今日は給料日だし、
これで少しでも父さんがよくなってくれたら...」
今日も彼女は学校が終わった後、夕刊の新聞配達のアルバイトをしていた。
そのため、帰りはいつも遅いのだが、今日は給料日ということもあってかなり遅くなった。
しかしながらやはり給料をもらえたということもあって彼女の足取りは軽かった。
（彼女の給料は手取りである）

だが、運命は彼女に残酷な試練を与えようとしていた。

ドンッ！
「きゃっ！」
「てっ！」
帰りを急いでいて前方をよく見ていなかったティムは、
前を歩いていたいかにも柄の悪そうな３人組の存在に気づかず、
しかもその３人組の一人の鞄が地面に投げ出された。
「す、すみません、だいじょう...ひっ！！！」
ぶつかった人たちに謝ろうとしたティムの表情が凍り付いた。
「おい、あたいらにぶつかってきてごめんですむと思ってんの？　え！」
そのぶつかった３人組はこともあろうに
元我留部留苦学園の凶悪なスケ番として有名な、
アイルーロス、リュンクス、パンテーラの３人組である。
その３人組に因縁を付けられたが最後、さんざん因縁を付けられ、
骨の髄まで悲惨な暴行を受けたあげく、消息を絶った女子生徒も多いという。

彼女たちが夢幻之星学園の学園闘争に参加しなかったのは、
当時ある女生徒に因縁を付けていている最中だったとの噂である。
ちなみにその女生徒はカダリの風俗で強制的に働かされ、
いいように絞られているとか...

「ほら、何とかいいな！」
「まさかこのまま帰れるとは思ってないでしょうねえ。」
「あたしたち貧乏なんだよねー。10000メセタぐらいで許してあげようかなー？」
「ひ、あ、あう...」
スケ番３人組に路地裏に連れ込まれ、
ヤクザのような脅しをかけられるたびに声にならない悲鳴を上げるティム。
果たして彼女の運命はいかに！
(久しぶりに書いてみました。一応今後の展開の案については掲示板に書いてあります。
３人組のせりふがワンパターンなのはひとえに実力不足故...)
　 (執筆者名入れ忘れました。夢幻紳士です。)
　 スケバン３人衆に囲まれたティムは、そこからなんとか逃げようと試みた。
が、途中でずっこけてしまい、さらに例のスケバン３人衆に給料をぼったくられてしまった。
「これくらいで、ゆるしてやるよ・・・」
せっかく働いてもらった給料をとられて泣いているティムに、３人衆はそう言い放つと、どこかへ去って行った。
ティムは悔しかった。全く、何ゆえにこんな目に遭わなければならないのか。
全く理解できなかったのだ。
「お嬢たん。なじぇ泣いているんずや？」
ティムがその場で泣いていると、不意に後ろから誰かに東北弁で尋ねられた。
彼女は涙を拭くと、後ろを振り返ってみた。
すると、そこに大きな人面岩が鎮座していた。
学園七不思議のひとつ、夕方渡り廊下で振り向くと現れる、巨大人面岩バズ−ル様である。
彼女は少しばかり肝を潰した。まさか、渡り廊下以外の場所で噂のバズ−ル様が現れるとは思ってもいなかったのだ。
彼女は突然現れたバズ−ル様に事情を話してみた。
すると、岩でできたバズ−ル様の表情が、大魔神のごとく変わり、恐ろしくなった。
これに、ティムはびびった。
「ゆるさん・・・。おらが、とりかえしてきちゃる。こごでまっででけろ」
バズ−ル様は東北弁でそのように口走ると、姿を消した。
その頃、ティムから給料を巻き上げたスケバン３人衆は、それを何に使うかを話しながら、黄昏時の街の
裏通りを歩いていた。
と、その時である。道のまん中に巨大な岩が鎮座し、道を塞いでいた。
「だれ？こんないたずらするの・・・」
と、誰かが鎮座している岩を蹴った。
「だれが？めんこいお嬢たんをながしだのは、だれだべ？」
ただの岩だと思っていた岩がごろりと振り向くと、しゃべった。
しかも、黄昏時であるため岩の険しい表情が強烈に浮き出ていた。
「ぎゃああ〜で、でたああ・・・・」
さしものスケバン３人衆だったが、向かってくる大魔神のような表情をしたバズ−ル様にびびり、
追い掛けられて逃げまどった。
「ここまで、来れば・・・」
「にがざん・・・」
「ひいい〜。ゆ、ゆるしてえええ〜」
と、彼女達は泣き叫んだが、誰の耳にも届かなかった。
こ、恐い・・・。
と、正直に彼女達はこの時思った。
これも、日頃の行いの酬いなのか・・・・。
強面のバズ−ル様の顔圧に圧倒された彼女達は、ティムから巻き上げた給料を投げると、そのまま逃走した。
そして、それはティムの手許に返され、例の３人衆はその後、すっかりなりをひそめたのだった。

　　　　　　　　　　　（人面岩バズ−ル様；沖野守船。うーん・・・。いまいちだなあ・・・。　）
　 巨大人面石のバズ―ル様に圧倒され逃走したスケ番3人衆は翌日
女子トイレの中であの恐怖を一刻も早く忘れようと、ご禁制の煙草をふかし
たむろしていた。
バンテ―ラ「まったくここに来てからカツアゲが上手くいった試しが無いよね〜」
ふうと口からハートマークの煙をふかしながらアイルロースが答える。
「そうそう、あたいたちが行動を起こそうとすると必ずあのファーストのブスが
駆けつけてくるんだよね〜。まったくマジぶちきれそうって感じ」
「うんうん」
雑誌アン○ンを読みながらポテチを漁るリュンクスが相槌をうちながらも
どこか遠くの方を方を眺め呟いた。
「はあ、我留部留苦学園にいた頃はよかったよね〜。馬鹿な男どもを手玉
にとって高級ブランドを貢がせて」
アイルロース「そうよ、たまにむかついた奴なんかいたら、
正義の制裁（いじめ）をして風俗街に売り飛ばしたりしてさ
もうスカってするしメセタも山のようにはいったって感じ？
もうこの世の春を謳歌していたわよね、あたしたちって。」
リュンクス「そうよ！あたしたちがNO.1ｔって感じみたいな。
・・・・・・・でもそんなあたしたちでもかなわない奴いたじゃない。」
バンテ―ラ「かなわないって、ああ、あいつね。そうよね、あいつがいたら
あたしたちも我留部留苦上層部もかなわなかったよね。
もうあの変な笑い声が聞こえただけであたしたちびびってたし・・・」
？？？「キャハハハハハハハ」
バンテ―ラ「そうそう、そのミョ―に甲高い笑い声・・・・・・・・・って（汗）」
どっと顔面から滝のような汗が流れ出る3人衆。目の前にはいつのまにか
おかっぱ頭にかわいらしいリボンを付けフリフリのドレスを身に着け
くまのぬいぐるみを持った美少女が現れた。
３人はムンクの叫びの表情のまま固まり絶叫をあげる。
「シェ、シェ、シェイドミラージュの姉御〜〜〜〜〜！！！！」
シェイドミラージュ：元我留部留苦学園四天王の１人
（他は例の3馬鹿である。）四天王の中ではある意味で最強だったが、
数年前から行方不明になっていた。
シェイド「ロリ☆なんかなつかしい声がするって思ったら
こんな所でお友達にあえたロリ。ねえ久しぶりだし〜遊ぼうよ。
なにがいいかなぁ。この前はジャン（ぬいぐるみの名前）と一緒に
お医者さんごっこしたし〜、次の日は銀行強盗ごっこしたし〜」
（注：彼女のごっこは遊びなんて生易しいものではなく
必ず大事故につながる危険極まりないものである。）
悪夢のような日々が３人の頭を駆け巡る。彼女の遊戯のせいで
死にそうになったことは１度や２度じゃないのである。
アイルロース「・・・・・あ、姉御、今日はその用事おもいだしたんで。」
そろっと帰ろうとする３人。だが次の瞬間、病院用のメスが３人衆の足元に
突き刺さった。硬直する3人にニコニコ顔を近づけ
シェイド「まだ、帰っちゃあダメロリ☆そうだ！お友達のアイルロースしゃん
の邪魔をする悪い子ちゃんがこの学校にいるんだよね☆
そのファーストっていう悪い子ちゃんをこらしめちゃおう。キャハハハハハ。」

次回ネイファーストに危険がせまる。ファーストはこの超危険な爆弾娘の魔の手
から逃れることが出来るのであろうか？
（アビスです。ちょっとやばいキャラ登場させちゃいました。
続きをおねがいします。）
　 スケバン３人衆とシェイドの怪しい動きが出始めた頃、学園ゴーストバスターズは、すでに話が終わっているにもかかわらず、なおも学園７不思議について調査を行っていた。
「歩くルベノ博士の銅像の怪については、何かしら物足りないわね」
新聞報道部部室にて今後の調査について話す、懲りない面々。
学園の創設者にして、世紀の大学者であるルベノ博士の銅像がなぜひとりでに歩き出すのか、謎に迫るごとに謎は
深まるばかりであった。
ゴトッ・・・・
調査の内容について議題が変わった時、開け放たれた部室の窓から何かが投げ込まれた。
その投げ込まれた物体は黒い球のようなものであり、何やらひもみたいなものがあり、ちりちりと小さな火花をとばしている。
それをみたメンバーはたちまち青ざめ、固まってしまった。
「早く、早く、なげ返して・・・」
絶叫するシルカ。慌てふためく闇野。逃げようとして部室の扉に激突する激突王ネイ・ファースト・・・。
「うおりゃ！！」
爆発寸前の爆弾を、ルディが掴むと窓の外にほうり出した。
ドッガ〜ン
窓の外で間一髪、ほうり出した爆弾が凄まじい爆音を立てて炸裂した。
「何ごとだ？さっきの爆発は・・・」
学園一の発明家にして、がらくた王のケン・ミラー教授が爆発に驚いたらしく、部品と思われるものを持って部室に飛び込んできた。
「爆弾が投げ込まれました。すぐに投げ返しましたけれど」
「ああそうか。無事で何より。で、その爆弾はイマジオメイジが作ったものか？」
「わかんないっす」
突然の出来事と的を射ない教授の質問に、彼等は少し困惑ぎみだった。
それが、また新たなる騒動の狼煙であったというのに、彼等は全く気付かないでいたのだった。
（爆弾投げ込まれ事件：沖野守船　全く持って、展開がどうなるやら想像がつきません。次の方どうぞ。）
　 爆弾が学園に投げ込まれた当日の夜。
学園の学生寮に入っている闇野は、恐ろしい夢にうなされ真夜中に目が覚めた。
その恐ろしい夢とは、フリルのついた服をきた、某財団の令嬢シェイド・ミラージュに
果てしなく追い掛けられる夢だった。
しかも、追い掛けられていた場所は何にも隠れる場所のない、だだっ広い平原だった。
疲れることなく、飽きもせずひたすら追い掛けてくる彼女の姿は、なんだか恐ろしささえ
感じられるほどであった。
真夜中に目が覚めた彼は、夢とは知っていても、あまりにも気味悪いため、しばし、辺りを見回して、こうつぶやいた。
「ああ、夢であっても、彼女は恐ろしい・・・」
と。
日頃は、とにかく学園の女生徒にもてている闇野であったが、シェイド・ミラージュだけはどうしたことか苦手である。
ゆえに、彼女が近づくと、発作的にジンマシンが現れ、さらに至近距離ともなると、ムンクの叫び
状態に固まって、叩こうが蹴ろうが全く反応が無くなってしまうのだ。
彼は、嫌な予感がしてきた。
もしかしたら、夢に出て来るということは、近くに彼女、シェイド・ミラージュが来ている、と思われたからである。
そのことを思うだけで、発作的にジンマシンが体中に出た彼は、痒みを堪えながら現実になって欲しくないと、ただひたすらに願うのだった。
（闇野の弱点　：閑古鳥がででっぽうぽう・・・。鳴いております。誰か続きをお願いします。
　沖野守船）
　 ？「闇・野・さ・〜・ま☆」
唐突に響き渡る美少女の声に闇野の心臓は飛び出さんばかりに
脈打った。
闇野「......おい、冗談はよせよ（汗）お前なんだろ？
イマジオ、そんな声真似するなってこの前いったじゃねえか、なあ
怒らないからでてこいよ、ははは（汗）」
しーん　静寂が6秒間続く
闇野「てめえ、いいかげんしねえと本気で殺すぞ！」
？「そんなところが可愛いロリ☆うーん闇野様☆」
天井から声がする。闇野は恐る恐る天井を見ると、
・・・・そこに彼女はいた。天井からぶら下がり無邪気な顔で
こちらに向け落ちてくる。顔が可愛いだけによけいに怖かったりする。
シェイド「うーん闇野様、会いたかったロリ☆」
闇野「ぎえええええええええええええええええええええええええ」
たちまち部屋の隅にあとずさる闇野、もう腰砕け状態である。
向こうから可愛い顔してまるで、ホラー映画の怪物のごとく1歩ずつ
近寄る彼女、
闇野は服の中に入れてぃた携帯を鳴らすと大声で叫んだ
「カオス！イマジオ！だれでもいいから早く出やがれ！」
プルルルルル
携帯の呼び出し音がミョーに近くから聞こえることに気づいた闇野
ふと見ると、カオスブリンガーとイマジオメイジそれにスケ番3人娘が生気の抜けた
表情です巻状態で座ってぃた。
闇野「ど、どうしたんだお前ら、なんです巻にされてるんだよ！」
イマジオ「うひゃ、ひゃ、今日研究室から無理やりつれてこられたざんす（泣）」
カオス「すまんでごわす。おまえの居場所はしゃべるまいと思ったでごわすが、彼女に
恐怖のラブッラブ攻撃されてつい（泣）」
闇野「このはくじょ〜もの〜！！」
シェイド「さ、久しぶりに愛のキスを☆」
顔をスリスリ近づけ熱いキスが闇野に炸裂した。
闇野「ぎええええええええええええええええええええええ、ガク（気絶）」
シェイド「ううん！闇野様ったら、気絶しちゃうなんて可愛い☆
これでお友達もそろったし、いたずら大作戦いってみよ〜ロリ☆」
（恐怖の口付け、怖い、コワ過ぎる。続きをおねがいします。アビス）
　 恐怖のシェイド・ミラージュのラブラブ攻撃を受けて、ものの見事に気絶した闇野君。
しばらくして、彼は復活したが全身鳥肌とジンマシンが浮き出て、見るに少し堪え難い。
夢？それとも現実？
彼は、ジンマシンの浮き出た腕をぽりぽりかきながら、そっと辺りを見回した。
そこには、ス巻きにされたイマジオメイジとカオスブリンガー、スケ番３人衆が青ざめた
表情をして転がっていた。
やはり、現実であった！！
「や〜み〜の様！？逃げちゃだめロリ☆」
逃げようかとあたふたしていると、彼女の声がどこからともなく聞こえてきた。
オーウェンの恐怖小説「１９８４年」ではないが、闇野はたちまちムンクの叫び状態になり、
「ひぃいいい〜」
と情けない声を出して固まった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「夢？現実？」
朝が来て、寮の自室のベッドで目覚めた彼は、ふと思う。
拷問に近い、彼女の熱い（？）ラブラブ攻撃を受ける夢は、恐ろしくリアルだった。
「闇野君・・・。なんだか、このごろ顔色が悪いよ」
「どうしたで、やんすか？」
毎晩のごとく、恐ろしい夢にうなされ、日増しに痩せていく彼を見て、新聞報道部員達は、
心配そうに彼に言う。
しかし、彼は苦笑いするだけだった。
「それにしても・・・・。恐い・・・」
彼はやせこけた顔でまじめに言った。
「？？？」
「って、何が？」
部員達はいぶかしげに、それとなく彼に聞いた。
彼は最初口を噤んでいたが、しばらくして毎晩見る、あの恐怖の悪夢を語り始めたのだった。
（闇野の悪夢　：沖野守船　）
　 シルカ「ちょっと待って！！その話って学園7不思議の最後、？？？ってなっている所と
関係あるんじゃない？」
闇野からその話をきいた一同はそのあまりの恐怖に鳥肌の立たぬものはいなかった。
特に恐がりのルディは半ば昇天しかかっている。
シルカ「確か3年前からよ。この学園を中心に出没する妖怪美少女が噂になったのは
くまのぬいぐるみが勝手に歩いて食料を盗んだとか、夜中ガラスにへばりついていた
美少女とか、あまりの奇妙奇天烈ぶりに学園7不思議でも封印されたってここに
書いてあるわ。」
闇野「それだー！！あいつが我留部留苦からいなくなったのも丁度そのときなんだー！！
何故俺に話さなかったー！！そのことを聞けば２度とここにはこなかったわー！！」
闇野君はすっかり半狂乱状態である。
ネイファーストはスケ番3人娘の事を聞き
「あいつら、そんな危ない奴についていってるんだ。たぶん狙いは私ってことか。
いいじゃない。その妖怪相手になってやろうじゃない。」
？？？「キャハハハハハハハ」
可愛らしいソプラノボイスがエコー付きで部室に響き渡る。
ネイファースト「誰！！」
外にキッと目を向けるネイファースト。だがそこには誰も居ない。
？？？「お姉ちゃん、わたしと遊んでくれるんだー☆。わーい、わーい
なにしよっかな、この前みたいにイマジオちゃんの爆弾ばらまこうかな☆
それとも、解剖ごっこがいいかな☆」
ネイファースト「こそこそ隠れてないででておいで！！」
？？？「じゃ、行くポーン☆」
唐突に部室の電気が消え、外が暗雲に包まれる。
ＴＶのスイッチがだれもつけてないのに勝手に付き
中からフリルの服を着た美少女がこっちに向け歩きゆっくりとそう
まるでリ○グの貞子のように枠の中から出てきたのだ！！
（恐怖妖怪美少女　：アビス）
　 あへ〜。で、でたあああ〜〜」
リ○グの貞子のごとく登場したシェイド・ミラージュを見て、闇野とルディは同時に
口から泡を吹き、卒倒した。
「いくじょ〜。えいっ☆」
テレビから妖怪のごとく出現した、可愛い顔している割に悪魔のようなシェイドは、イマジオ
メイジ特製爆弾（破壊威力推定ＴＮＴ爆薬１キログラム相当）を、たじろぐ部員達に投げつけた。
「わわっ・・・。そ、それっ」
「ほいやさっ」
「うりゃさっ」
火のついた爆弾をとっさに掴んだシルカが、部員達に手渡す。
爆弾は見事な連係プレイで部員達の手を渡り、窓の外に投げ出された。
ドッカ〜ン
窓の外に放り出された爆弾が炸裂し、部室が地震で揺れるように揺れ、窓から爆風と煙が吹き込んできた。
爆弾をなんとか投げ出してその場にへたり込んだ部員達だったが、次から次へと容赦なく爆弾が
手渡されて、まるで生きた心地などしない。
まるで、ロシアンルーレットの爆弾版といったところで、危ないこと限り無し。
下手に落とすと、たちまち爆発すると思われたので、慎重かつ迅速にしなければならなかった。
もはや、スリル満点である。
ドッカ〜ン
ズッド〜ン
チュド〜ン
爆弾が外に放り出されるたびに、外は戦場のごとく煙と賑やかな音が轟いた。
「つ、疲れた・・・。いったい何発あるんだ．．．」
「さあ、わからんね。気を抜いちゃダメよ」
爆弾を処理しているような、していないようなこの奇妙な危険きわまりないお遊びに、部員達は
疲れ、ほとほと嫌になってきた。
動きもなんだか、機械的になり、やってきた爆弾をただ手渡すだけ。
「えいやさっ」
「こらせっ」
果てしないわけのわからん作業と爆弾の炸裂音がしなくなったのは、それから２時間後のことであった。
まったく、迷惑な話しだ、と部長のシルカはつくづく思った。
（ロシアンルーレット：文章が意味不明に．．．。沖野守船）
　 いつのまにか夕暮れを迎え、
普通の生徒達が帰宅をしようとする頃
新聞部ではまだ爆弾のロシアンルーレットが続いていた。
ルディ「もう、だめだ、俺疲れたよー。」
シルカ「ルディ！それおとしちゃ駄目よ！！」
こんなやり取りが5時間も続いているのだ。
さすがに厭きたのか、シェイド嬢は
「ちょっと待っててロリー☆」
と部室を飛び出した。
シルカ「ふう、ようやく休めるわね。それにしてもあの子
は何？次から次へと爆弾を服のﾎﾟｯケから出してポイポイって」
ハーン「まさか４次元ポケットとか」
ファル「ねえ見て校庭なんかもう数十メートルのでっかい
穴があいているよ。」
ユーシス「まあ何にしてもあの子も満足して帰った見たいだし。」
闇野「甘い！！甘すぎる、あいつがこれで終わると思うな！！
絶対何か仕掛けてくるにちがいない！！。」
シルカ「あんたは心配しすぎだよ、さっきから10分立つけど何も・・・」
ゴトゴトゴト、
何か重いものを運ぶ音がして部室の前で止まった。
ドアが開き、シェイド嬢が運んできたもの、それはでっかいおわんのような金属だった。
ルディ「ねえ、あのおわんの側面に書いてある丸の外に３つの扇が取り囲んで
いるようなマークあれってまさか（汗）」
シルカ「ははは・・・・まさか〜。まさかあれが核爆弾なんてね〜。（汗）」
シェイド「あたりっだピョ〜ン☆これは正真証明の核爆弾なのだ〜☆」
その言葉にネイファーストを除く全員が凍り付き、次の瞬間慌てふためいた。
シルカ「あ、あんたわかるかい！？それが爆発したらあんたも無事じゃすまないよ？」
シェイド「関係ないも〜ん☆だって退屈なんだもん、さあ爆弾の起動スイッチおしちゃうロリ☆」
ブチなにかが切れる音がした。
今まで黙っていたネイファーストがふっと瞬間的に消え次の瞬間シェイドの胸倉を掴むと
「もうブチ切れた、あんたが爆弾押そうとなにしようと関係ないけど人様を巻き込まないでくれない！！」
大声で怒られ、シェイドがひくひく泣きはじめた。
闇野「ひ、奴を泣かすな、奴が泣いたら・・・」
シェイド「ふえ、ええ、ふえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええん」
次の瞬間大音響の泣き声が木霊し学校中の窓と言う窓が壊れ、壁に亀裂が発した。
もちろんそれに耐えられる人間なんてほとんどいない。
この日学園にいた、普通の生徒16人が病院送りになったという・・・・。
（アビスますますとんでもない事態になっております。）
　 次の日、学園の周囲は穴だらけになっていたが、
何とか学園の建物自体は無事だったので、校庭・グラウンドを整備しながらではあるものの、
授業は続けられることになった。

さて、校庭前についたティム。
「結局、あのバズール様っていったいどういういわれがあるのかしら。」
そんなことを考えつつ、学園入り口前に到着したが、
普段は気にもとめなかったルベノ博士の銅像に何か違和感を感じた。
「あれ、この銅像ってこんなところにあったかしら。」
あのバズール様の一件以来、彼女も少し学園の七不思議について興味を持ち始めていたので、
独自に調べていたのだが、そのことが彼女にまた過酷な運命を課そうとは...

「なにを見ているのですかぁ？」
突然後ろから声をかけられて我に返ったティムが振り返ると、
「ラ、ライアさん...」
そこにはクラスメイトのライア・サ・リークがいた。
彼女は中等部生徒会副会長のフィン・サ・リークの双子の妹で、
その容貌も兄妹そろって神秘的な風貌であるため、兄妹そろって異性からの人気は非常に高いが、
兄の毅然とした性格とは対照的にかなり世間ずれしている上に天然ぼけの気がある。
おまけに体が弱く、保健室の常連でもあったりする。
とはいえかなり仲はよく、いつも兄妹そろって登校してくることでも有名である。

ちなみにティムとライア・サ・リークは、
保健室で互いに会うことも多く、ティムの数少ない親友ではあるのだが...

「何かこの像に興味でもあるのですかぁ？」
「えっと、その、何でもないの。ちょっと気にかかったものだから...
あれ、今日は一人なの？お兄さんは一緒じゃないんだ。」
「お兄様は昨日の騒ぎで寝込んでしまいましたのぅ。もう大変でしたわぁ。」
「あ、ご、ごめん...」
「あらあら、気にしなくてもいいですわよ。幸い大したこともないと言ってたの。
それに今日はまだ残っている仕事があるので何とか出席すると言っていたの。
でもお兄様にはゆっくりしてほしいのですけど...
それよりもうすぐ始業ですわ。」
「あ、そ、そうね。」
そういって学園の入り口に向かっていったが、
「あ、あのね、実は...」
ティムがライアに向かってバズール様の話をしようとした瞬間、
「きゃああああっ！！！」
ティムの足下の地面が突然消失してしまった。

「え、何でしょうかぁ？」
ライアが振り向いたときにはそこにはすでにティムの姿はなく、
かわりに後ろに人一人分の大きな穴があいていた。
「ティムちゃん、ティムちゃん？　た、大変ですぅ！」
ライアが学園内の先生に助けを求めて駆けだそうとしたとき、
「きゃっ！」
転んで気絶してしまった...

その穴のあいていた場所は、実はルベノ博士の銅像が以前建っていた場所であった...

果たして、この二人の運命やいかに！
(夢幻紳士：ルベノ博士の銅像のお話です。また新キャラクターを登場させてしまいました。
よけいややこしくしてしまってすみません。)
　 ルベノ博士像があった場所の穴に落ちてしまったティム。
不思議な国のアリスではないが、そこも奇妙な世界が広がっていた。
人がやっと通れるくらいの穴の先は、広がっていて、科学者らしき人物達が
何かしきりに研究している。
「そこで、なにしているんです？」
穴に落ちてしまった恐怖と痛さを忘れて、彼女は白衣を着た一人の男に
尋ねてみた。
「は？君？どこから入ってきた？」
白衣を着た男は吃驚した表情をして、逆に聞き返してきた。
「あのう・・・。穴から落ちてきたんですけど・・・」
ティムは正直に答えた。
「地上からかい？こいつは驚いた。」
「ところで、ここは？」
「オキノ財団地下研究所だ。いうなれば、秘密の研究所である」
「ふーん」
興味津々のティム。
「ねえ、博士？例のものできましたかね？」
聞き慣れた声がした。ケン・ミラー教授である。
「あ、ケン・ミラー教授。できましたよ。夢を操る装置」
白衣の男は、ティムがいようといまいと関係なく、訪れてきた
ケン・ミラー教授に言った。
「おや？ティムちゃんではないか。どうしたんだい？」
「ケン・ミラー教授こそ、どうしてここに？」
謎が謎を呼び、二人が固まる。
「実は、私の発明品はここで実用化されているんだよ」
しばらくして、ケン・ミラー教授が答えた。
「オキノ財団の技術力は世界一ぃい〜」
ジョ○ョの奇妙な冒険のシュトロハイムの口調で男がぼける。
そう、ここはケン・ミラー教授の知られざる別棟の研究室であったのだ。
動くルべノ博士像の謎は、このあたりからきているらしい。
ともあれ、真相を知ってしまったティムは新聞報道部部長シルカにこのことを
伝えるべく、この奇妙な研究室から抜け出そうとしたが、地上に出るには
垂直に開いた穴以外に出口がないことに気付き、急に顔が曇った。
「出口は、こっちだよ」
男は、彼女が入ってきた反対の方向を指差して言った。
ティムはこんな地下に研究所が作られていたこと自体が信じられず、
しばらく中の様子を見ようと思い、少しばかり留まっていようと思ったのだった。
その頃、地上はティムが穴に落ちた、と大騒ぎになっていた。
（秘密の研究所：沖野守船：プロバイダーを変えました。）
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