2004年冬ワンダーフェスティバルレポート



ワンダーフェスティバル、通称「ワンフェス」、このレポートを見られている方ですと、その名前は
知っていても行ったことはない、という人が殆どなのではないでしょうか?かく言う自分も、今回
初めてでしたし・・・いや、厳密に言うと初めてじゃないですね。ワンフェス開催当日、ビックサイト
一階にある「日比谷マツモトロー」というレストランで短期の皿洗いのバイトしたことがあるので。
ちなみにその日はかなり忙しかったのですが、長期でバイトしている人いわく

コミケに比べりゃ遥かにマシ

だそうで・・・

そのワンフェス、これまで「フィギュア版コミケ」くらいしかイメージの無かったイベントに、今回
初めて行ってみたので、そのことについて色々と書いてみたいと思います。

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発端はSコブラさんの「友人が出展するから上京するので呑まない?」というお誘いでした。
それで「んじゃSコブラさん行ったことないし鴻運にでも行きましょうか。」ということになり、
さらに他の皆様方も巻き込むことにして、という塩梅です。そして当日、2月22日の朝6時
過ぎ、まだベッドの中にいる自分のケータイにSコブラさんからメールが届きました。朝早く
からイベントに並んでいる人は、メールを打ちたくなるんでしょうか?ねえオーシさん?

ちなみに自分が家を出たのは11時過ぎくらいでした。長野から日帰りで来てくれた霧さん
の高速バスが1時くらいに新宿のバスターミナルに着くとのことだったので。ちなみに自分
の家からそこへは20分くらいなのに、そんな時間に出たのはただ単にマジックアカデミー
やりたかったからだったりします。ちなみに霧さんが到着するまで4回プレイで1位・3位・
3位・1位で上級魔術師2級に昇級。いい感じです。上級くらいならまだ、早押しに執念を
燃やさなくても間違えなければ勝ち進めます(間違いが込むと早押しでの得点稼ぎに執念
燃やさなきゃならなくなりますが・・・)この調子なら三月中には確実に、全てが上手く行けば
二月中には大魔導士になれそうです・・・どんどん修羅道一直線ですが(^^;;

まあ、とりあえず当初の予定より三十分ほど早く新宿に到着した霧さんと合流、近くにある
ウェンディーズで軽く昼食を済ませ新宿駅へ行きました。

新宿からはビックサイトは埼京線で行くのが普通、ただ自分は殆どこのルートを使ったこと
が無いのでかなり迷い、階段を二往復ほどするハメになりました。んで、そのとき霧さんが
「てっきりツッコミが来るかと思ったんですが。」
と言い出すので
「なんで?」
と聞くと
「いや、いつも新宿着の高速バスで来ているのに、そこからのビックサイトへの行きかたを
 知らんのか、と・・・」

・・・んなこと、全然考えなかったんですが・・・て言うか霧さん、やっぱりツッコミ待ちのキャラ
なんですね。ならばそう対応させてもらうのが武士の情けと言うものでしょう(違)

また今度就職する霧さん、そうしたら今ほど気軽に東京にも来れなくなるので、ビックサイト
だけではなく他の東京の名所でも紹介しようかと持ちかけたのですが、速攻却下してました。

ともあれ、それから待つことしばし、ビックサイトまで直通の埼京線が来たのでそれに乗車。
三十分ほどでビックサイトに到着し、さらに新宿にいた時点で連絡のあったRYUさんとも駅
の近くで合流し、気持ち良いほどに風が強い中(個人的に強風で快晴の日は割と好きです。
目にゴミさえ入らなければ、ですが。ビックサイトの中に入りました。

ちなみにこの日はワンフェスの他、玩具展とかオリジナルのみの同人誌即売会「コミティア」
なるものもやっていたようなのですが時間の都合でそれらはスルー、コミケと違い入場券制
なので、まずはそのチケット(と言うか二千円のカタログ)を買いに向かいました。

しかし、カタログ完売とのことでチラシ状のチケットを千円で購入。正直カタログを買う必要
性を「このときは」感じてなかったので万々歳というところでした。早速Sコブラさんがいる
というブースに向かい合流、ちなみにそちらのブースでは原寸大(?)なPSOの武器のロッド
(の先端部)を売っていました。かなり重かったですし、組み立てと着色が必要なのでご遠慮
させていただきましたが・・・(汗)

しかしこのワンフェス、来る前の自分らのイメージ(他のメンツも全員初めてでした)ってのは
前述のように「フィギュアのコミケ」だったのですが、実際はかなり雰囲気が違いました。どの
ように違うかと言うと、一言で言うのならかなり「まったり」していました。コミケが殺伐としすぎ
ている(?)というのもありますが、全体的にのんびりした印象を受けました。・・・少なくとも、
コミケに比べれば。フィギュアという、本に比べ全然体積の大きなものを取り扱う関係もあり
一つのサークルが長テーブル1つ使っていましたし、背後の間隔もかなり広めです。

また、各サークルさんとも写真撮影が大々的にOKでしたし(カメラ持ってこなかったことを後
悔しました。携帯電話も未対応品ですし。)食べ物も餃子やカレーの、きちんとしたお店の屋
台っぽいものが出ていたのも印象的でした(ただ、人ごみの中をなみなみのカレーを持って
足早に駆けて行かれたのはちょっと怖かったですが・・・)

そしてサークルさんに目を通すと、怪獣系やロボ系が7割以上を占めていたのも、来る前の
イメージとは違いました。あと、自分で作ったものだけじゃなくて、市販のプラモとか玩具の中
古を売っているところもかなりありましたし・・・全体的にコミケが文字通り「マーケット」ならば
ワンフェスも文字通り「フェスティバル」なのかなというところです。

作ったフィギュアを売っているブースはどれも力作揃いで、粘土の犬さえ満足に作れない自
分にはひたすら羨ましかったです。緻密を極めた超大作から、小指の先にも乗っかりそうな
戦闘機まで・・・無論お値段もデフレの日本国内、ここだけインフレが起きたのかとでも言い
たくなるような感じでしたが・・・あ、あとコミケと違い武器系の長物とかもOKだったのでコス
プレしてる人ももちろん、売っている方もズシリと重い剣とか売っているブースもありました。

あ、ちなみに上記の「中古の玩具」ですがトランスフォーマーも結構ありました。その中には
個人的に興味を引かれるものも数点あったんですが(海外版プリテンダークラシックスの中
身だけを国内向けに販売した「ヒーローセット」とか・・・って言っても分からないって?)周囲
が自分の購入を煽れば煽るほど、「こいつらにこれ以上ネタを提供してたまるか。」という生
来の偏屈さが突出し、結局「保存状態が・・・」とか理由をつけて何も買いませんでした。こう
いう場合の自分は、むしろ一人の方が百倍危険です(笑)

結局ここには二時間ほどいました。しかし、後から知ったのですが、タカラがブースで出展
してたんですね・・・(ちょっと考えれば分かりそうなモンですが)なんかTF関連のブツも色々
出ていたらしいです。

ファンブックの先行販売とかもね!

ええ、こいつを知ってたら「ネタを提供してたまるか」なんてことは毛ほども考えませんでした
さ・・・上でカタログ無しで安く入れて良かったと思った気持ちも吹き飛びましたさ・・・いいもん
企業ブースに出ているブツなんて、どれも待ってりゃ出てくるんだから(←精一杯の強がり)

しかし、このとき場にいたメンバーを振り返ってみると一時は毎日10キロ走っていたという
Sコブラさん、実は日本少林寺拳法の有段者な霧さん、そしてフルコン空手に在籍した経歴
のあるRYUさんと、皆さん大なり小なり体育会系の実績の持ち主だと気づきました。ええ、
無論(?)自分は例外だったのですが・・・(汗)そして次の目的地を目指して臨海副都心線
に乗ったのですが、夜は別の予定が入っているというRYUさんとは電車の途中でお別れと
なりました。

ともあれ次の自分達の目的地は渋谷でした。オフ会絡みで渋谷なんて行くのは掛け値なし
で初めてです。なんで行ったかと言うとSコブラさんの要望で。なんのためかと言うと映画
の前売り券の購入、なんの映画かと聞くと、返ってきた答えが ババアゾーン・・・はいそこ、
「やっぱりオチがついたか」とか言わないように。・・・て言うか映画化なんてするのね・・・
なんでも前売り券購入でもらえる指人形が目当てだとか。まあ、その人形は結局、後日こ
の場で引き換えが必要になると言われてしまったので結局チケット買えなかったんですが・・・

しかしコブラさん、横断途中に信号が赤になっているのに、なお横断歩道をのんびり歩く
のはやめてください(汗)
「名古屋では信号が赤になっても、車が来るまでは焦らない」
とか
「近くに駐車場があっても歩道に堂々と路駐する」
とか言ってましたが・・・あ、あと霧さん、渋谷の街中で「こういう人ごみは苦手」とか言った
ところで説得力がまるで無いです。それはともかく銀座線で一路新橋へ。

駅に着いたのは待ち合わせの時刻(6:15)の15分くらい前でした。Sコブラさんはまず
重い荷物をコインロッカーへ。「これ、忘れたら洒落になんないよね。」と談笑しながら鍵
をかけて駅を出ます。そしてまだ誰も来ていなかったので、自分は他二人をゲーセンに
引きずりこみ、寸暇を惜しんでマジックアカデミー、二回やって勲章はプラマイゼロでした。

そして時間ちょうどに待ち合わせ場所(SL広場、ただしSL改修中)に来るとTakakiさんが
いました。最近マラソンにハマっているときTakakiさん、そのせいか顔が少し締まってます。
まあ、今日の夕食はかなりの高カロリーなんですが(邪笑)しかし、そんなTakakiさんの最
近のタイムの目標は、前に聞いたことがあるけどどれくらいだったっけ?と頭の中の記憶
をほじくり返したとき、なぜか自分の頭を最初によぎったのは「10キロ3分」でした・・・それ
だと時速200キロになると気づいたのは、幸い一瞬の後でしたが。ちなみに、次に頭をよぎ
ったのは10キロ30分でした・・・五輪の選考に残れるって(汗)

それから少ししてWONさんも到着、タマネギ炒めさんからは25分着の電車で来るという
連絡を受けていたし、ほえほえさん、t-thrayさんからも少し遅れるという連絡を受けてた。
そして残る一人は連絡は無いけど確実に遅れて来ることが場にいた全員に想定されて
いたオーシさん・・・だったのですが意外や意外ほぼ時間通りに来ました。かなり金欠だ
と前日まで言っていたオーシさんですが、「釣果」が良かったので資金面での不安は無く
なったとか・・・(「釣果」の意味は分かる人だけ分かってください。「海」という言葉とは関
係ありますが、実際の釣りとは一切関係ありません。)

そしてt-thrayさんとほえほえさん以外の人が集まった時点でとりあえず目的地の中華料
理屋「鴻運」に移動、間もなくt-thrayさんが現地に到着し、それから十分も経たないうちに
ほえほえさんからも新橋駅についたとの連絡が入り迎えに。乾杯の段階から無事、全員
揃って迎えることができました(^^)

その鴻運での飲み会ですが、一番目立っていたのはSコブラさんだったと思います。自
分の尺度で見たらブッ倒れるんじゃないかという飲みのペースの速さ(これにタマネギ
炒めさんが対抗意識を燃やしてペースをアップ、しかし最終的には到底かなわず、後日
掲示板では「茄子の塩唐揚げ(名物です。ちなみに全9品中2品目)以降の記憶がない」
という書き込みが残される結果となりました)そして危険な名古屋トーク(話の中身は主
に『マウンテン』という名前の喫茶店について。気になる方は「喫茶 マウンテン」でgoogle
検索かけてみてください)などで場にいた人達に名古屋の人気は急上昇でした。

また霧さん、最近こういう場でよく「初期の自分はオフレポでも扱いはごく小さかった。そ
れがなんで最近はいない時でもネタにされなきゃならんのか」と憤慨していましたが、そ
れには一言「すべての結果には原因がある」ということで。

しかしSコブラさんとタマネギ炒めさんという、二人のハイペースランナーがいたせいで
自分を含めほかの人の飲みのペースも速かったと思います・・・翌日仕事なのに。会計
も割り勘で一人5500円行きましたし(間違いなく過去一番の支払額です)

そして鴻運を出たのは9時45分過ぎ、東京駅発のSコブラさんの夜行バスは10時20分
発、普通に急げば間に合うなと思っていたら、駅の改札を過ぎてもSコブラさんが内側に
入ってきません。どうしたんだ一体、と思うこと数瞬、思い出しました。

荷物だ荷物!!

・・・もう、ここまでコテコテの展開だと全員狙っているとしか思えません。事実は小説よりも
奇なり、というヤツです。しかもロッカー、すぐ近くにあるのにSコブラさん、オーシさんらと
どっか全然違うところに探しに行ったみたいですし・・・(まあ、自分もドすっぱり忘れていた
ので、あまり人のことは言えないのですが ^^;;)

そして東京駅についたのは10時10分、自分とWONさんは「まだ大丈夫」と悠長なことを
いい続けるSコブラさんの腕を引っ張り東京駅構内を全力疾走します。それでバス乗り場
についたのは10時15分、やれやれ間に合ったと思ったら

バスは出ていました

Sコブラさん「だって20分発でしょ?」
バスの係員「いや10分発だよ」
そこでSコブラさん、切符を再確認、発車時刻はたしかに「10時10分発」とデカデカと書
いてありました。まあ、結局Sコブラさんは次のバスに乗っていったようですが・・・

そんなこんなでたった一日でもネタ満載な日曜日は終わっていくのでした・・・



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