スペースクルーザー ランディール
第19話 新たなる故郷の為に
アベル「・・・・・すまないが一人にしてくれ・・・・」
そう静かに言い残し暗い表情で会議場を後にするアベル。
タイラー「アベル・・・・一体どうしたんだ。」
タイラーはただ困惑して彼を見送るしかなかった。
気まずい雰囲気が漂う会議場でただ一人ハル君だけが何かを思い
出したかのように青い髪の科学者方へと歩き出した。
鼻息を荒くし、興奮しきったその顔は一種、近づきがたい感じである。
ハル「あのう、もしかしてあなたはケン・ミラー博士では？」
ケン「その通りだが、・・・・君は一体誰だい？」
問われた科学者が慌てて意外そうにそう答えると、
ハル「ぼ、ぼぼ、僕、ハルって言います！！僕ミラー博士の研究に
ずっと憧れいたんです！！！」
途端にハルは目を爛々と輝かせて自らの思いの丈を告白した。
ケン「そうか、若いのに感心だなあ。で私の研究といっても多岐に
渡るがどの分野に興味があるのかな？」
普通の人なら絶対に引くシチュエーションなのだが何か通じ合うものが
あるのか、互いに目を見詰め合う二人。
ハル「はい、僕の専門分野は機械工学なんですがその教科書に載って
いるアンドロイドの設計図は僕にとって命より大切なバイブル
ですし、それに先生の大発明である「ちからもりもりん」は機能美
そしてネーミングセンスからして震えるほどかっこいいと思います！！」
先程までの重苦しい雰囲気とは別の意味での気まずさがハルとミラーを除く
全員を襲う。
タイラー「おいおい・・・・」
呆れてものも言えないタイラー達。
だが当のミラー博士はまるで千年の友を得たとばかりにハル君の手を
力強く握り返すと嬉しそうに語り出した。
ケン「そうか！！そうだろう。あの「ちからもりもりん」は僕の
最高傑作だからね。だがそれがアルカディアグループに
悪用されていると聞いた時はさすがにショックだったよ。
まさかバロン研究所のスポンサーに奴らがいるとは思わな
かったからね。」
ホログラフィで自分の傑作？を次々に映しながら自慢げに語る
博士が一瞬顔を俯かせる。
１５年ほど前にデゾリス、
カーソンビルに住んでいたミラー博士はあらゆる力を増幅させる
最高傑作「ちからもりもりん」を完成させた。だがそれを狙って
いた軍事兵器開発機関バロン研究所に奪われてしまった。知人の
助けでなんとか奪い返すことが出来たが、精神まで増幅し使用者
しだいでは怪物化する欠点が明らかになり彼はそのデータを全て
封印したのである。
しかし、バロン研究所を通じてアルカディアに渡ったその研究
データは博士が最も望まぬ方向で再び悪用される事となる。
タイラー「それがこの前、時空震をおこしたあの装置ですか。」
ケン「ああ、データを見たときはさすがに我を疑ったよ。精神を
増幅するとはいえ時間までコントロールするとはそれに
人間の脳を使うなんて・・・・・・・。」
自らの努力が最悪の形で悪用される屈辱に肩を振るわせるミラー博士。
全員「博士・・・」
落胆した博士に誰も慰める言葉をかけられずにいた。その直後、
博士は急に立ち上がると
ケン「しかし一番許せないのは、彼らが正式名称「ちからもりもりん」
ではなくゲーヴェルト・シュターケン・サーキットなどという
ださい呼び名をつけている点にある！！」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その言葉に会場にいるほとんどの人間の目が点になった。
ハル「そうですよね先生のつけた素晴らしい名前にケチをつける
なんて絶対に許せませんよね！！！」
涙を流し力こぶしを握りながらそう力説するケン・ミラー博士と
その言葉にうんうんと頷き同じく涙を流しながら力強く同意する
ハル君。ハタから見れば変人そのものである。
ケン「おお、分かってくれるかね！！君とは馬が合いそうだ。今夜
うちの研究室にこないかね。」
ハル「はい！！」
周りの白い視線など気にせず我が道を行く二人は爽やかな表情で
歩き出す。
タイラー「もしもし〜怒りどころが違うような気が・・・」
突込むタイミングを逸して力ない口調で呟くタイラー
アレス「聞いちゃいねえよ・・・あーあいっちゃたぜ。」
かぶりを振りタイラーの肩を叩くアレス。溜め息混じりの周囲の
反応を気づくこともなく変人科学者達は会議場を後にした。
呆気にとられていたオハリオ達は再び真顔に戻すとタイラー達の
方へと向き直った。
オハリオ「・・・・・では、話を戻すとしましょう。今現状で一番
問題なのはアルカディアグループ最高幹部ビッグ６と
直属の精鋭部隊の異常なほどの強さだ。皆さんは先程の
映像を見て気づかれた点はありませんか？」
そう言われ映像を思い返すアレス。本当のところもう二度とあんな
惨状を思い返すのはいやなのだが。
アレス「先程の映像・・あいつらと兵士の他にはバイオモンスターが
映っていただけねえのか？」
タイラー「いや、他のモンスターはバイオ生物で説明できるかも
しれないが、この空中を動き回る長剣はバイオという
より・・・・親父が話してくれたアリサの冒険に出て
くる魔族に近い・・・・。」
表情を曇らせたタイラーは画面をリプレイさせるとある部分を
指差し拡大させた。確かに鉛色に禍禍しく光る剣が画像の端で
飛び回っていた。
アレス「魔族？馬鹿なおとぎばなしでもねえんだし」
困惑を笑いでまぎらわせるアレス。
科学文明栄えるこの時代にそぐわない言葉。だがアイナは静かに
答える。瞳に重い光をたたえたままで。
アイナ「そう、彼らは・・・魔族です。私達はそれを祖先が書き
残した”真実の書”から知った・・・・・。」
ルオン「アイナ様！！それは極秘情報です。関係のないものに
見せるべきものでは・・・・」
ルオンが何かを察したかのように声を上げた。
アイナ「よいのです。事はすでにシーク家だけの問題ではなく
なっているのですから。それに今のままでは私達は
奴らには到底勝ち得ないでしょう。そのためにはあえて
危険を犯してでも・・・・・」
アイナは決意を秘めて重大な事柄を語ろうとしていた。だが
それは突然鳴った携帯コールに邪魔された。
ルオン「何事だ！！」
ルオンが胸からビジフォンを取りだし回線を開く。
アリサ３世管制司令部「は、会議の最中申し訳ありませんが当船団の
中枢ネットワークに何者かがクラッキングを
開始。一部のプローブや自動戦艦が影響を
受けている模様です。」
小さいモニターの向こう側で管制官の怒号が木霊する事態に
只ならぬ問題が進行していることを悟ったルオンは
ルオン「よし直ちにそちらに向かう。対電子戦防御に全力を尽くせ！！
アイナ様すみませんが私はこれにて、それと宇宙海賊、貴様
らも来い！！」
アイナに一礼をした後タイラー達をキッと睨み付け指で招くサインを
送ると踵を返し、会議場を急いで後にした。
アレス「はあ？な、なんでだよ！！」
アレスの疑問に半ば投げやりに答えるタイラーだった。
タイラー「俺達が犯人の可能性があるという事だろう。どうせ・・・・・・」
管制司令室は緊張に包まれていた。間接照明や戦況ディスプレイに
より水底のように浮かび上がる司令室で多くの管制官が右往左往
しながら大声を上げ指令を出している。
ルオン「現状を報告せよ！！」
オペレーター「は、アリサ３世のデータ領域から始まったクラッキングは
ネットワークを介して次々と各コロニーのメインフレームに
侵入。鼠算式にシステムのリソースを食っています！！」
そう言っている間にもディスプレイには次々とウイルス侵入を示す赤い
警告表示に覆われて行く。それは取りも直さず、脱出船団のネットワークに
何者かが電子戦を仕掛けている証拠でもあった。
「各コロニー電子防御をを展開していますが次々と突破され現時クラッキングの
攻撃目標は自動戦艦の航行システムやデータ増幅プローブに集中！！」
空間相関図に映し出された脱出船団周囲のプローブや自動戦艦に赤い警告
表示と緑の電子防御展開の表示が点滅しながら交互に激しく入れ替わっている。
だが次々と防御は突破され赤く染まったプローブからある方向へと軌道が
動いて行く。
アレス「な・・・なんかわけかっかんね言葉がうじゃうじゃでうるせえよ！！」
頭上で交わされるコンピュータ専門用語に頭を抱えるアレス。
ルオン「・・・・で、侵入元は特定出来たか。」
交信の慌しさが増す中ルオンは近くにいた管制官に問いただした。
オペレーター「は、特定はまだですが先程撃退したはずの幽霊ワームの
残骸が生き残っていてそれがマスターの指令により活動を
再開したとしか思えません。」
ルオンが見上げるディスプレイ上に船団の全ネットワークが映し出される。
その要所要所に幽霊ワームがリソースを食い荒らしながら巧みに指令コードを
分析発令し電子の戦場で自らの領土を増やしていった。
ルオン「これはどういう事か説明してもらおうか。タイラー殿！！事と次第に
よってはアベル氏をそしてあなた達を捕まえなければならなくなるが」
ルオンはタイラー達に向き直り言い放った。
アレス「おい！！それじゃなにか！！俺達が犯人とでもいいたいのかよ！！」
指差されたアレスは売り言葉に買い言葉と大声で怒鳴り返した。
ルオン「端的にいってその通りだ！！」
ルオンのその言葉にキレテ殴ろうとするアレスをタイラーは振り向きも
せずに片手で器用に押さえ、
タイラー「待ってくれ、確かに今こんな芸当が出来るとしたらアベルしか
いない。だがアベルが本気なら侵入経路を複雑にし自分の痕跡を
消しているはずだ。それをしないという事はなんらかの事情が
あると俺は思う。」
ルオン「それは仲間に対する信頼か。だがこの現状をどう説明する。」
眉をひそめてタイラーの真意を量ろうとするルオン。
タイラー「それは・・・・・」
何かを言おうとした矢先、警報ブザーが再びけたたましく鳴り響いた。
オペレーター「大変です！！自動戦艦やデータ増幅プローブを介し、
犯人はパルマ政府の中央回線にアクセスした模様！！」
空間相関図に浮かび上がる自動戦艦やプローブが一直線に並び強力な
通信回線を外部に向け構築し始めた。苦虫を噛み潰した表情で管制司令
室を見渡すと大声で指示を出した。
ルオン「うぬぬ、奴はこちらの正確な座標を敵に売り渡す気か！！
急げ、犯人の居場所は特定しろ！！」
センシングを開始した管制官達がキーボード上を高速に指を流して行く。
多面ディスプレイに映し出されるネットワークの複雑な迷宮に巣くう
幽霊ワームを丹念に解析しながらその絡まった糸を手繰り寄せる。
蜘蛛の糸の先頂点に映し出される通信の発信場所は・・・・・・・・・・
戦艦ランディール。
オペレーター「犯人の居場所をほぼ特定、戦艦ランディールよりこちらに
アクセスしてきたものと思われます！！」
ルオンは回答を待っていたかのように傍にいる直属の仕官に命令をだした。
ルオン「よし、特殊部隊をそこに向かわせろ！！場合によっては射殺しても
かまわん！！」
ある意味冷酷とも思える指令にさすがのタイラーもルオンに詰め寄り
レーザーソードを構えながら強く抗議する。それにアレスも加わり
司令室は緊迫に包まれた二等辺三角形を形成した。
タイラー「待ってくれ！！さっきも言ったが、あいつがこんな事をするには
絶対に深い事情があるはずだ！！ 俺は奴を信じる！！殺すなら
まず責任者である俺を倒してからにしろ！！」
タイラーの仲間を想う真摯な態度に初めて共感を覚えるルオン。だが彼の
肩にはアイナ様を初めとする脱出船団の安全を預かる戦闘司令官としての
責任と誇りがあった。
ルオン「ほう、よく言った・・・・だが仲間を思いやる気持ちは私とて同じ、
タイラー貴殿とはいつか合間見えたいと思っていたがよもやこの
ような形でとはな・・・・行くぞ！！」
スライサーを構えるルオン。一触即発の事態に司令室がさらなる緊張に包まれる。
お互いが刃を交えようしたその時・・・・
ジョディ「待ってください！！！」
少女の叫び声が悲しき闘いを未然に防いだ。
タイラー「ジョディ、身体の具合は大丈夫なのか！？」
たどたどしい足取りで司令室に入ってくるジョディをタイラーが駆け寄り
彼女を支える。
ジョディ「ええ、まだ少し頭がくらくらするけど大丈夫。それより後少し
待ってください。アベルは、いえ、彼は今勇気を持って真実を
明かそうとしているのだから。」
ジョディは頭を押さえつつ、正面の大型ディスプレイの方をじっと見上げ
”その時”を待った。心の奥の繋がりの中から強く聞こえる彼の決意を聞き
ながら・・・・。
ジョディの神妙な雰囲気に茫然としていたルオンだが自らの使命を思いだし、
ルオン「その様な戯言信じられるか！！特殊部隊！！早くそのドアを開け、
中にいる犯人を射殺しろ！！特殊部隊！！どうした応答しろ！！」
ビジフォンで指令を送る・・・・・・・・・・だがモニターにはノイズが激しく
映り何も反応しない。いや、徐々にそのノイズの向こうで論戦を戦わせる者達の
姿が映し出された。やがて司令室の全ディスプレイにも同じ画像が配信される。
互いに厳しい視線を相手に向けなんらかの会話をしていた。一人は黒装束に身を
包んだ白い髪の初老の男。そしてもう一人は・・・・・・アベルその人であった。
アベル「聞こえるか、親愛なる蒼き星地球の同朋よ。聞こえているか」
ヨハネ「ふん、裏切り者が今更何を・・・アベル、貴様にその名を与えたのは間違い
だったな。貴様には神を裏切ったカインの名前の方が相応しかったようだ。
裏切者、趙・阿孫（ジャオ・アースン）よ」
アベルの口から紡ぎ出される始めて聞く異世界の単語にタイラーは困惑の表情を
隠せなかった。
タイラー「・・・・地球？ジャオ？何を言っているんだアベルは。」
画像の中のアベルはさらに今までに見せたこのない感情露な悲痛な怒りに満ちた
表情で道を間違えた同朋を説得しようとそれまでの冷静な仮面をかなぐり捨てた。
アベル「その様なことはどうでもいい！！それより今すぐアルゴル侵攻計画の中止と
マザーブレインの機能をアルゴルに譲渡する事を提案したいのだが。」
ヨハネ「貴様・・・・正気か。マザーブレインはアルゴル侵攻計画の要といっていい。
我ら栄光ある太陽系第３惑星地球の最後の末裔が再びあの蒼き空と緑の大地を
手に入れるためには先住民を絶滅させねばならぬ。」
アベル「そう言って何度我らは過ちを犯してきた！！地球の歴史は先住民を追い出し
迫害し時には絶滅させてきた歴史だ・・・ネイティブアメリカン・アイヌ・
アフリカ人それらの悲しみからなにも学び取ろうとしない我らの愚かさが
闇を呼び寄せそして故郷を破壊したとなぜ気がつかない！！！」
ヨハネ「それは所詮弱者の戯言にすぎん。強きものこそがこの宇宙を支配する権利を
有するのだ。現に故郷をほろぼした闇も今や我らの傀儡に過ぎぬ。」
アベル「それこそ甘い幻想だ！！既にマザーブレインの８５％は闇に堕ちている。
そして彼らはパルマの破壊まで計画しているのだぞ！！むしろ操られて
いるのは我々の方ではないのか！！」
ヨハネ「それが仮に真実だとしても我らには幾らでも手がある。パルマは既に星自体が
公害で蝕まれている利用価値のない星だ。むしろモタビアの方が新たなるエデンの
園に相応しい。それにあの星が滅びればこの恒星系に存在する未知の強大なる
エネルギーが我らが手中に入るのだ。」
アベル「もう・・・何をいっても無駄のようだな。」
ヨハネ「その様だ。さようなら我がかつての同胞よ。さようなら哀れな罪深きユダよ。」
・・・・・・・・衝撃の真実に誰もが言葉を失った。アベルはディスプレイの向こう
から眺めているであろうタイラー達に向き直る。その双眸から涙が溢れ出し、表情は
同朋を闇から救えなかった諦めと悲しみに満ちていた。
アベル「・・・・・・・・・・・・・ふ、"邯鄲の夢" "おごれる人も久しからず 唯
春の夜の夢のごとし"地球の歴史は今日終わりを遂げたようだ・・・。
レジスタンスの諸君聞いただろう。今すぐドアを開けよう。後はいかなる罰も
甘んじて受ける。」
アベルは顔を伏せたままただ自らの死を待つかのようにシートに蹲った。
タイラー「アベル・ふざけるなあ！！」
タイラーの怒声が木霊する。
タイラー「故郷の奴らに捨てられたぐらいで、諦めるなんて、それで未来を捨てる
なんて・・・・おかしすぎるじゃないか！！お前の言う戦略論は仲間の
未来を創るためのものだろう。お前に護るべき仲間がいないのなら俺達が
おまえに護られる仲間になってやる！！」
その言葉にハッとするアベル。
アベル「・・・・今のを聞いただろう。私はアルゴルを破滅させようとする者なのだぞ。
それが証拠に私は脱出船団のネットワークを混乱させた罪人なのだ。」
タイラーの言葉に戸惑いつつも頑なに自分の罪を意識するアベル。
そこにアイナ達がやってきた。
ルオン「・・・・そう、奴は重罪人だ・・・法の裁きは受けなければならない」
アイナ「だから、判決は私が下しましょう。・・・確かに船団のネットワークを混乱させ
敵に情報を与えてしまう危険性のあるアクセスを行った罪は極めて重い」
アイナは冷静に毅然とした態度で判決を下す。
アイナ「よって地球人のアベルをここに死罪とし・・・」
タイラー「アイナ！！」
死罪という判決にタイラーが抗議しようとしたその時、アイナが茶目っ気溢れる
笑顔を見せた。
アイナ「・・・・・アルゴル人として新たに生まれ変わる事を希望します。」
タイラー「アイナ・・・ありがとう！！」
アレス「よっしゃあ！！・・・アベルの野郎をからかいに行こうぜ！！」
タイラー達やアイナの熱い言葉が彼の凍てついた拘りを氷解させようとしていた。
アベル「これが我らが失ったアルゴルの暖かさか。・・・・・いや、私もこれからは
そのアルゴル人だ。新たな故郷アルゴルのため命を懸けるとここに誓おう！！」
ドアが開き仲間達が駆けつけてきた。そんな彼らにアベルは初めて心の底からの
笑顔を見せるのであった。
第１９話 -終-
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