クロスオーバーストーリー（仮）

	（このお話は個々の時代・空間的な設定を完全に無視した舞台でのお話です。セガのハードに出演した　キャラや何らかの形でセガに関連があるキャラなら誰を出演させても構いません。また自分が出演し　てもＯＫですが、他の人がその人を自分が書く話の中に出演させたい場合は、必ず本人の了承を得て　からにしてください。それとファンタ以外からキャラを出す場合は何らかの形でそのキャラに関する　説明があれば嬉しいです。注文が多くなってしまいましたがよろしくお願いします）「う・・・ここは？」よく晴れた昼下がりのある日、ルディはファルと休日の買い物を楽しんでいた。しかし突然意識が遠のき、再び気がついた時には自分が今までに見たことのない荒野に、投げ出されていたのである。「ワケわからないけど、とにかく帰り道を探さないと・・・」ルディはそう言って立ち上がると、あてもないままに歩き出した。そしてどれほどの時間が経ったであろうか、日もはや沈みかけ、どこか野宿に適当なところはないかと探していると、遠くに誰かが倒れ伏しているのが見えた。そしてルディは急いでその人影の方へと走っていった。
	倒れ伏す人物を見てルディ達は驚く。その風貌は、今まで見たことも無かったからである。白い軍服（彼らは軍服を知らないが）に赤いマント、赤いマスク。そして、その人物は、昔話に出てくるような『獣人』だったのである。いくらアンドロイドやモンスターを見たことがあるとはいえ、驚かないわけにはいかなかった。「・・・・・・」「・・・様子は、どう？生きてるみたいだけど」「そ、そうだな・・・もしもし、大丈夫ですか？」軽く体を揺する。ぴくっ。軽く体を震わせたかと思うと、すぐさま起き上がる。「ぬう、私はいったいどうしたというのだ・・・おお、もしやおぬし達が私を起こしてくれたのか。　私の名は仮面の白騎士」「仮面の・・・白騎士？」（解説・仮面の白騎士登場作品：ＬＵＮＡＲ　ＥＴＡＲＮＡＬ　ＢＬＵＥ（ゲームアーツ：メガＣＤ）　　本名レオ。正義のために生きる燃える１８歳。ある宗教団体の幹部で、自分の立場上助けてはいけない　はずの主人公を助けるため仮面の白騎士を名乗る。しかし、いつもの格好に赤いマスク（タ○シード仮面　みたいなやつ）をつけただけなので正体バレバレ。勿論、自分の正体が気付かれてるなど思っちゃいない。　登場は一回だけだった。公認ギャグ後日談では、仮面の白騎士となって己の正義を全うしている）「いやすまない。本来ならば君たちに礼をしなければならないが今は一刻を争うとき。君たちが　正義を全うしていればいずれ会うこともあるだろう。礼はその時にしよう。では・・・」言うだけ言って仮面の白騎士が去ろうとしたその時。
	「こんな技も使えるんだぜ！」の声と共にどこからもなく真空波が飛んできた。すざましいスピードでこちらに向かっている。おまけに波は1つでなく複数だった。「何だ?これは・・・」突然のことで驚く彼らそして、逃げようとしたが時既に遅し。波は彼らの３０ｃｍ手前まで来ていた。「もうだめだ・・・」そう思った瞬間。なんだかすごい力を感じた。魔法だ・・・誰が使っているのだろう・・・その魔法は、真空波を消し去った。彼らは助かったのだ。「ロウ！何をしている。彼らは魔物ではないぞ！」誰かを叱責する声が聞こえた。「すまねえな坊や達。調子に乗ってたら、ついお前らをモンスターと間違えてしまった。」気さくそうな男がそういった。「俺の名前はロウ（ドラゴンフォース　武将）モンスターを退治するため、ちょっとばかりふらーっと旅をしているんだな。」「本当にすまない。私が注意していれば・・・私の名はガレオン（ルナ）ロウと同じくモンスターの退治のため、旅をしている。・・・最近のモンスターの力は上がっているそのままでは、この世界自体が危なくなる。何としてでも世界を救わなければ・・・」神秘的な感じのする男。ガレオンがそう言い終わると、どこからもなく奇妙な音が鳴り出した。動物のうめき声か、機械の音かは分からない・・・とにかく奇妙な音だ。そうだとすれば・・・何かがいる? 音はだんだんと彼らに近づく。速くもなく、遅くもないスピードで・・・「何だこの変な音は?何かいるのか？」「気を抜くな！こっちに来るぞ・・・」
	どこからもなく竜が現われた。その数は数十匹。「オマエラ、ヒトノスミカデナニヲシテイルノダ。ココハ、ワレラリュウジンノスミカ。オマエラニンゲンハ、ダレデアッテモイレルワケニハイカナイ。ココデシンデモラオウ。」「おっ・・・おい・・・どうするんだよ。こんなやつに、かなうわけ無いじゃねぇか。」「やってみなくてはわからない・・・いくぞ・・・ロウ、君はさっきの技を使え。」「・・・・・・分かってるわい。俺に任せろっ!こんな野郎雑魚だ。雑魚の雑魚だ！！」彼は躍起になってそういった。それから必殺技を出す体勢を整えた。そしてガレオンも魔法の詠唱をしていた。一方ルディは・・・「僕も戦わなくてはいけない・・・ガレオンさんロウさん。僕も戦います！」彼は決して良いとはいえない剣を構え、必殺技を出す体制になった。「決まれっ！」ロウがそう言うと、竜人めがけてさっきよりもたくさんの真空波を放った。台風よりもすごい威力の風が周りを駆け巡る。「へへへ・・・やったぞ・・・」彼の技でほとんどの竜人が消えていなくなっていた。「・・・後はあの弱そうなのが一匹か・・・楽勝だな。」だが、いきなり足元の地面が割れそこに彼の足を取られた。「わっ・・・これは、ガイアブレイク・・・しまった・・・もしかしてあいつは竜人のリーダーかもしれない・・・」その竜人はさっき倒した竜人よりも小柄で弱そうだが、何か違うものが感じられる。敵を見つけると何も考えずに闇雲に戦う竜人。だがこの竜人は違う。落ち着いている。人間並みに落ち着いている。「くっ・・・油断したな・・・」「・・・ワレラノスミカヲアラスカラ、コノヨウニナルノダ。サテ、コレカラオマエヲドウシヨウカ・・・」そう言うと、爪を立てて彼に襲い掛かった。その時だった・・・「ソードクロス！」竜人めがけて十字に斬り込んだ。「ギャアアア・・・」竜人が叫ぶ・・・「やったぞ・・・」「すごいな坊や。なかなかやるじゃないか。」しかし・・・「コノテイドデハヤラレヌゾ・・・ドウダ・・・コウサンスルカ・・・コウサンシタラ、ラクニシテヤルゾ・・・」「くっ・・・。まだ負けない・・・」ルディはまた、ソードクロスを放った。「ソンナモノキカヌ・・・」竜人は彼の技を跳ね返した。「まだまだ・・・僕は負けないぞ・・・」「やめろ坊や！それ以上戦っても無意味だ。そのまま戦っていると、死んでしまうぞ。やめろ！」「・・・あと一度、あと一度だけやらせてくれ・・・」「なに言ってやがる。もう無理だ・・・諦めるしかない・・・」こう言っている時だった。竜人が攻撃してきた。「サイゴダ・・・クラエ・・・フレイムキャノン！」竜人の口から火の玉が飛んでくる。これをまともに食らうと、死ぬかもしれない・・・「くっ・・・」その瞬間、魔力を感じた。どこからもなく無数の冷気が押し寄せる。「ギャアアアア・・・」さっきの火の玉は一瞬で消え去り、冷気はすべて竜人に襲いかかった。「とどめだ・・・エクスプロード！」今度は大きな火の固まりが襲う・・・「ギャアアアア・・・ソンナ・・・リュウジンガ・・・マケルナンテ・・・」一瞬にして竜人の姿は無くなった。「すごい・・・誰がこんな魔法を・・・」「ガレオンさ。彼は世界で一番の魔法使いなんだ。」「すまない・・・魔法が遅くなって・・・私の魔法力も落ちてきたのか・・・」「いいえそんな事はありません。すごかったですよ。こんな魔法初めてみました。」「そうか・・・」「さてと、そろそろ行こうぜ。また何か現われたら厄介だしな。」「彼の言うとおりだ。私たちにはモンスター退治という使命がある。それゆえ一分足りとも無駄にはできぬ。」待て、ここから先には進めさせない・・・「誰だ！また何かいるのか？いい加減にしろよな！俺達は急いでいるんだ！」「また邪魔が入ったのか・・・」
	その声の主は地中から現れた。その体型はさしずめ、カニとサソリを足して２で割ったような姿であるが、体は鋼鉄でできている。そして体を一回大きくうねらせるとこの世の物とは思えぬ咆哮をあげた。「我が名は、デスビスノス・・・（出展：デスクリムゾン、ラスボスにして機械が進化してできた究極の生命体との事だが、機械がどう進化すれば生物になるのか謎、ちなみに宇宙人らしい。ゲーム内では古代の遺跡に眠っていた銃、「クリムゾン」を執拗に追い求めていた）我が領域を侵す者には死を・・・」「気をつけろ！この敵は、さっきの連中とは比べ物にならん！」ガレオンが他のメンバーにそう叫ぶ間もなく、デスビスノスはその巨躯に似合わぬ驚異的なスピードと、鋭い爪で襲いかかってきた。その肉体はルディやロウの剣技をことごとく弾き返し、ガレオンに呪文を詠唱する暇さえ与えなかった。「形勢不利だ！ここは一時撤退するぞ！」ガレオンのその一声とともに、皆は一斉に逃げ出した。到底逃げ切れる相手ではないと思われたのだが、敵の支配領域を出たのであろうか、デスビスノスはある一線を境に全く追う気配を見せなくなった。「どうやら、まだまだ修行不足らしいな・・・」ガレオンは溜め息混じりにそう言うと、ロウとともに立ち上がった。「仮面の白騎士」と名乗っていた男は、気がついたらその姿は見えなくなっていた。「私達はこれからも旅を続ける。しかし、たしかルディ・・・と言ったな？君たちはこれから　どうするつもりなんだ？」「どうするって・・・まだ何も・・・」「そうか。ならばとりあえず南の方に行くといい。半日ほどの距離だが、私達が昨日滞在していた　小さな町がある。そこに行ってみることだ。人と出会えば、何かしらの収穫があるかもしれぬしな。」町があると聞くとルディはすぐにでも向かいたい気分になった。そしてとりあえずファルと二人でその町を目指すことにした。

	（このお話は個々の時代・空間的な設定を完全に無視した舞台でのお話です。セガのハードに出演した　キャラや何らかの形でセガに関連があるキャラなら誰を出演させても構いません。また自分が出演し　てもＯＫですが、他の人がその人を自分が書く話の中に出演させたい場合は、必ず本人の了承を得て　からにしてください。それとファンタ以外からキャラを出す場合は何らかの形でそのキャラに関する　説明があれば嬉しいです。注文が多くなってしまいましたがよろしくお願いします）「う・・・ここは？」よく晴れた昼下がりのある日、ルディはファルと休日の買い物を楽しんでいた。しかし突然意識が遠のき、再び気がついた時には自分が今までに見たことのない荒野に、投げ出されていたのである。「ワケわからないけど、とにかく帰り道を探さないと・・・」ルディはそう言って立ち上がると、あてもないままに歩き出した。そしてどれほどの時間が経ったであろうか、日もはや沈みかけ、どこか野宿に適当なところはないかと探していると、遠くに誰かが倒れ伏しているのが見えた。そしてルディは急いでその人影の方へと走っていった。
	倒れ伏す人物を見てルディ達は驚く。その風貌は、今まで見たことも無かったからである。白い軍服（彼らは軍服を知らないが）に赤いマント、赤いマスク。そして、その人物は、昔話に出てくるような『獣人』だったのである。いくらアンドロイドやモンスターを見たことがあるとはいえ、驚かないわけにはいかなかった。「・・・・・・」「・・・様子は、どう？生きてるみたいだけど」「そ、そうだな・・・もしもし、大丈夫ですか？」軽く体を揺する。ぴくっ。軽く体を震わせたかと思うと、すぐさま起き上がる。「ぬう、私はいったいどうしたというのだ・・・おお、もしやおぬし達が私を起こしてくれたのか。　私の名は仮面の白騎士」「仮面の・・・白騎士？」（解説・仮面の白騎士登場作品：ＬＵＮＡＲ　ＥＴＡＲＮＡＬ　ＢＬＵＥ（ゲームアーツ：メガＣＤ）　　本名レオ。正義のために生きる燃える１８歳。ある宗教団体の幹部で、自分の立場上助けてはいけない　はずの主人公を助けるため仮面の白騎士を名乗る。しかし、いつもの格好に赤いマスク（タ○シード仮面　みたいなやつ）をつけただけなので正体バレバレ。勿論、自分の正体が気付かれてるなど思っちゃいない。　登場は一回だけだった。公認ギャグ後日談では、仮面の白騎士となって己の正義を全うしている）「いやすまない。本来ならば君たちに礼をしなければならないが今は一刻を争うとき。君たちが　正義を全うしていればいずれ会うこともあるだろう。礼はその時にしよう。では・・・」言うだけ言って仮面の白騎士が去ろうとしたその時。
	「こんな技も使えるんだぜ！」の声と共にどこからもなく真空波が飛んできた。すざましいスピードでこちらに向かっている。おまけに波は1つでなく複数だった。「何だ?これは・・・」突然のことで驚く彼らそして、逃げようとしたが時既に遅し。波は彼らの３０ｃｍ手前まで来ていた。「もうだめだ・・・」そう思った瞬間。なんだかすごい力を感じた。魔法だ・・・誰が使っているのだろう・・・その魔法は、真空波を消し去った。彼らは助かったのだ。「ロウ！何をしている。彼らは魔物ではないぞ！」誰かを叱責する声が聞こえた。「すまねえな坊や達。調子に乗ってたら、ついお前らをモンスターと間違えてしまった。」気さくそうな男がそういった。「俺の名前はロウ（ドラゴンフォース　武将）モンスターを退治するため、ちょっとばかりふらーっと旅をしているんだな。」「本当にすまない。私が注意していれば・・・私の名はガレオン（ルナ）ロウと同じくモンスターの退治のため、旅をしている。・・・最近のモンスターの力は上がっているそのままでは、この世界自体が危なくなる。何としてでも世界を救わなければ・・・」神秘的な感じのする男。ガレオンがそう言い終わると、どこからもなく奇妙な音が鳴り出した。動物のうめき声か、機械の音かは分からない・・・とにかく奇妙な音だ。そうだとすれば・・・何かがいる? 音はだんだんと彼らに近づく。速くもなく、遅くもないスピードで・・・「何だこの変な音は?何かいるのか？」「気を抜くな！こっちに来るぞ・・・」
	どこからもなく竜が現われた。その数は数十匹。「オマエラ、ヒトノスミカデナニヲシテイルノダ。ココハ、ワレラリュウジンノスミカ。オマエラニンゲンハ、ダレデアッテモイレルワケニハイカナイ。ココデシンデモラオウ。」「おっ・・・おい・・・どうするんだよ。こんなやつに、かなうわけ無いじゃねぇか。」「やってみなくてはわからない・・・いくぞ・・・ロウ、君はさっきの技を使え。」「・・・・・・分かってるわい。俺に任せろっ!こんな野郎雑魚だ。雑魚の雑魚だ！！」彼は躍起になってそういった。それから必殺技を出す体勢を整えた。そしてガレオンも魔法の詠唱をしていた。一方ルディは・・・「僕も戦わなくてはいけない・・・ガレオンさんロウさん。僕も戦います！」彼は決して良いとはいえない剣を構え、必殺技を出す体制になった。「決まれっ！」ロウがそう言うと、竜人めがけてさっきよりもたくさんの真空波を放った。台風よりもすごい威力の風が周りを駆け巡る。「へへへ・・・やったぞ・・・」彼の技でほとんどの竜人が消えていなくなっていた。「・・・後はあの弱そうなのが一匹か・・・楽勝だな。」だが、いきなり足元の地面が割れそこに彼の足を取られた。「わっ・・・これは、ガイアブレイク・・・しまった・・・もしかしてあいつは竜人のリーダーかもしれない・・・」その竜人はさっき倒した竜人よりも小柄で弱そうだが、何か違うものが感じられる。敵を見つけると何も考えずに闇雲に戦う竜人。だがこの竜人は違う。落ち着いている。人間並みに落ち着いている。「くっ・・・油断したな・・・」「・・・ワレラノスミカヲアラスカラ、コノヨウニナルノダ。サテ、コレカラオマエヲドウシヨウカ・・・」そう言うと、爪を立てて彼に襲い掛かった。その時だった・・・「ソードクロス！」竜人めがけて十字に斬り込んだ。「ギャアアア・・・」竜人が叫ぶ・・・「やったぞ・・・」「すごいな坊や。なかなかやるじゃないか。」しかし・・・「コノテイドデハヤラレヌゾ・・・ドウダ・・・コウサンスルカ・・・コウサンシタラ、ラクニシテヤルゾ・・・」「くっ・・・。まだ負けない・・・」ルディはまた、ソードクロスを放った。「ソンナモノキカヌ・・・」竜人は彼の技を跳ね返した。「まだまだ・・・僕は負けないぞ・・・」「やめろ坊や！それ以上戦っても無意味だ。そのまま戦っていると、死んでしまうぞ。やめろ！」「・・・あと一度、あと一度だけやらせてくれ・・・」「なに言ってやがる。もう無理だ・・・諦めるしかない・・・」こう言っている時だった。竜人が攻撃してきた。「サイゴダ・・・クラエ・・・フレイムキャノン！」竜人の口から火の玉が飛んでくる。これをまともに食らうと、死ぬかもしれない・・・「くっ・・・」その瞬間、魔力を感じた。どこからもなく無数の冷気が押し寄せる。「ギャアアアア・・・」さっきの火の玉は一瞬で消え去り、冷気はすべて竜人に襲いかかった。「とどめだ・・・エクスプロード！」今度は大きな火の固まりが襲う・・・「ギャアアアア・・・ソンナ・・・リュウジンガ・・・マケルナンテ・・・」一瞬にして竜人の姿は無くなった。「すごい・・・誰がこんな魔法を・・・」「ガレオンさ。彼は世界で一番の魔法使いなんだ。」「すまない・・・魔法が遅くなって・・・私の魔法力も落ちてきたのか・・・」「いいえそんな事はありません。すごかったですよ。こんな魔法初めてみました。」「そうか・・・」「さてと、そろそろ行こうぜ。また何か現われたら厄介だしな。」「彼の言うとおりだ。私たちにはモンスター退治という使命がある。それゆえ一分足りとも無駄にはできぬ。」待て、ここから先には進めさせない・・・「誰だ！また何かいるのか？いい加減にしろよな！俺達は急いでいるんだ！」「また邪魔が入ったのか・・・」
	その声の主は地中から現れた。その体型はさしずめ、カニとサソリを足して２で割ったような姿であるが、体は鋼鉄でできている。そして体を一回大きくうねらせるとこの世の物とは思えぬ咆哮をあげた。「我が名は、デスビスノス・・・（出展：デスクリムゾン、ラスボスにして機械が進化してできた究極の生命体との事だが、機械がどう進化すれば生物になるのか謎、ちなみに宇宙人らしい。ゲーム内では古代の遺跡に眠っていた銃、「クリムゾン」を執拗に追い求めていた）我が領域を侵す者には死を・・・」「気をつけろ！この敵は、さっきの連中とは比べ物にならん！」ガレオンが他のメンバーにそう叫ぶ間もなく、デスビスノスはその巨躯に似合わぬ驚異的なスピードと、鋭い爪で襲いかかってきた。その肉体はルディやロウの剣技をことごとく弾き返し、ガレオンに呪文を詠唱する暇さえ与えなかった。「形勢不利だ！ここは一時撤退するぞ！」ガレオンのその一声とともに、皆は一斉に逃げ出した。到底逃げ切れる相手ではないと思われたのだが、敵の支配領域を出たのであろうか、デスビスノスはある一線を境に全く追う気配を見せなくなった。「どうやら、まだまだ修行不足らしいな・・・」ガレオンは溜め息混じりにそう言うと、ロウとともに立ち上がった。「仮面の白騎士」と名乗っていた男は、気がついたらその姿は見えなくなっていた。「私達はこれからも旅を続ける。しかし、たしかルディ・・・と言ったな？君たちはこれから　どうするつもりなんだ？」「どうするって・・・まだ何も・・・」「そうか。ならばとりあえず南の方に行くといい。半日ほどの距離だが、私達が昨日滞在していた　小さな町がある。そこに行ってみることだ。人と出会えば、何かしらの収穫があるかもしれぬしな。」町があると聞くとルディはすぐにでも向かいたい気分になった。そしてとりあえずファルと二人でその町を目指すことにした。