夢幻之学園（仮）

	この話はファンタのキャラを使った学園物です。当然シリーズごとの年代設定は無視して構いません。シリーズの好きなキャラを使って好きなように恋に部活に勉強にと青春を謳歌させてやってください。また各キャラの設定については基本的に先に書いた人に優先権がありますのでご了承ください。また文末にはファンレター等のためご自分のハンドルネームを書いてくださるようお願いします。（臥龍鳳雛）
	私立夢幻之星学園。初等部から大学部までエスカレーター式、自由な校風で別にお勉強に力を入れているわけではないので結構人気は高い。もちろん規模も普通のものよりかなり大きかったりする。そして何故か高等部は女子が心持ち多い。理由は簡単、制服が可愛いのである。ちょっぴり上品なこげ茶のブレザー、ベージュに赤と黒のラインのチェック柄プリーツスカート。リボンは細く、赤・青・緑・黒の４色が揃っている。ついでにシャツは自由。これが女子だけではなく、ちょっと夢見がちっぽい野郎共にもウケまくっているのは御愛敬。ちなみに男子は学ラン。この手の抜き具合がいい感じ。とまあ、こんな学園なのだが・・・時は５月半ば。朝の学園に元気な声がこだまする。「おっはようございまーす！」ファンタでも指折りの人気者、ネイ・ファーストである。１年Ｄ組、出席番号は３０番。自転車に乗り坂道を降りてくるのは、学園物の定番である。そして、その後の展開も。「ルドガー先生、おはようご・・・うっきゃぁ～～～～～」どっかぁ～～～～んよそ見した上に勢いあまってて、ルベノ学園創設者銅像に激突。何とまあお約束。「きゅぅ～」
	それと同時の時だ。まだ朝も早いというのに、ある教室に誰かがいる。女子生徒のようだ。何か一生懸命に頑張っているようだ。「るんるんるん・・・今日の１時間目はケイン先生のす・う・が・く★うれしーなーーー」その女子生徒はうきうきしながら、黒板をきれいにしていた。黒板消しだけで拭くのでは終わらずなんと濡れた雑きんで黒板をきれいにしている。「きゃあーー★床にほこりが・・・ホウキではかなきゃ★」そう言いつつも、女子生徒は教室全体をホウキではいてきれいにした。女子生徒の名前は、リナ＝ノ＝サテラ。近所で有名なお金持ちの一人娘である。学年は２年。彼女は今、数学のケイン先生（２３）が大好きでたまらない。こういう風に１時間目に彼の授業がある時はいつも、黒板をきれいにしている。誰にもばれないように、いつも早朝に行っている。「・・・大変ね、片思いって・・・でも、いつかは先生のハートをゲットしてみるわーー☆」「おはようございます・・・今日はお早いのね・・・」その時誰かが来た。まさかこんな早朝に誰が来たのだ？「おはよう。マーリナさん。今日はどうしてこんなに早いの？」来たのは、マーリナ＝ル＝シール。彼女も近所で有名な御金持ちのお嬢様だ。「それはね・・・彼、今日・・・早く出かけないとだめでした。私はいつも彼に送ってもらっているのです。だから、送ってもらう人がいなくなるのは嫌なので、無理して早くきました。」いつもなら自分の事をあまり話さない彼女、だけど今朝は自分とリナしかいなかったので、話してしまった。「いいなーーマーリナさんは彼がいて、ねえ・・・どんな人？誰にも言わないから教えてよ。」「誰にも言いませんよね・・・」「もちろん・・・」「ほんと?」「うん！」「言いますね・・・本当に誰にも言わないでね。うわさになると嫌だから・・・実は・・・・ケイン先生です。去年から付き合っているんです。」「・・・・・・・・・・・・・。」彼女は衝撃的なショックを受けた。まさか・・・予想外の事で、彼女の体は凍り付いたように硬くなった。頭が真っ白・・・今は何にも考えられない。」「そ・・・そうなんだ・・・おしあわせに・・・・」彼女は震えながらもそう言い、教室を飛び出した。「うそよーーーーーーーーーーーーうそよ・・・・」彼女は帰ろうとした。今日はショックで授業など受けられないようだ・・・そんな彼女がルベノ学園創設者銅像の近くに来た時だった・・・
	「よ～う、どうしたんだリナ？」校庭の落ち葉ををほうきで掃除していた生徒はリナにそう話しかけた。「ライル？遅刻大王のあんたがこんな朝っぱらから掃除だなんて・・・槍でも降らなきゃいいけど。」彼の名はライル・ラ・ミラー。リナとは幼なじみでケンカ友達でもある。学年は同じだがクラスは違う。「ひっでぇ～なぁ～、俺だってたまには・・・」「大方、宿題忘れのポイントがたまったか、女子更衣室の覗きでしょ。あんたの担任、英語のアーミア　先生だっけ？　怖いもんね～あの人。」「うっ・・・なんで分かるんだ？」「小学生の頃から変わらないのよ！あんたの行動パターンは！！」口調は怒鳴っているが、憎みきれない様子である。ライルとは昔からすぐにケンカになった。しかし翌日になればお互い何事もなかったようになり、また三日もすれば口論となるの繰り返しなのである。「ったく・・・ただでさえ今朝は気分悪いってのに・・・今日は天中殺かしら。」リナはそう言ってライルに背を向けて帰ろうとすると、ライルはほうきの柄でリナのスカートをパッとまくりあげた。リナは顔を真っ赤にして振り返りざまにライルのすねを思い切り蹴飛ばした。「あんたね・・・スカートめくりなんて今時小学生でもしないわよ！まったくいつまでたっても　ガキなんだから・・・あんた相手にしてるとくよくよするのがアホらしくなってきたわ。」リナはそう言って再び校舎へと戻っていった。「ふう・・・あいつのしょぼくれた顔は見たくないからな」ライルは一人そう言うと満足そうに微笑んだ。しかしそんな彼の背後に担任のアーミアが立っていた。「罰当番中の私語に女子生徒へのセクハラ・・・放課後のトイレ掃除もお願いね、ライル。」「ひぃーーーーーーーーーっ！！！！」（この２３行上からここまで：がりゅー）
	「もう帰ろっと・・・どうせケイン先生なんか・・・」そういって校門からでようとした彼女、しかし・・・向こうの方から何かが来る。「はあ・・はあ・・・みんな、もう少しだぞ。グラウンドまでもう少しだ。」陸上部の人たちのようだ。どうやら朝練をしているみたいだ。彼女は邪魔にならないようにして校門からでようとした。だが・・・「どうした？もしかして、陸上部に入りたいのか？」練習中の陸上部のキャプテンがいきなりそう言った。「違います、私は今から帰るところなんです。」彼女はそう言ったが、キャプテンは・・・「何！それはもったいない・・・せめて体操でもして帰ろうではないか。」「遠慮します・・・早く帰りたいので・・・」「さあさあ・・・遠慮なんかしないで、体操をしようではないか・・・」「わっ・・・わっ・・・やめてーーーー」キャプテンは彼女を無理にグラウンドまで連れて行った。「今日は少し疲れたな・・・でもひるむなー。次は体操だぞ。」キャプテンがそう言うと、ラジカセにスイッチを入れた。が・・・「キュル、キュル、キュル・・・・ザザザ・・・・・」どうも音がおかしい・・・「ガガガガ・・・ゴゴゴゴ・・・・ドカーン！」なんとラジカセが爆発した。グラウンド全体に煙が舞い上がる。もくもくもく・・・何とか煙が消えて、周りが見えるようになる。「一体何なのよー。あーん・・・服が～。これじゃ、ケイン先生に嫌われるー」その時だった。キャプテンが何かしている。ラジカセに向かって何かしている。声も聞こえる。「さてらいとよ・・・むむむ・・」と・・・そして・・・・「・・・・・・！リナさん。すまないが、職員室から新しいラジカセを借りてきてくれ。頼む。なるべく早く借りてきてくれ。時間を無駄にはできないんだ。」職員室＝ケイン先生。彼女は快くそれに受け答え、ラジカセを借りに行く。ドアを開けた瞬間だった・・・「失礼します・・・あっ・・・・」部屋の中を見渡すと、ケイン先生しかいなかった。「どうした？リナ君。」ケイン先生自らが彼女に声をかけた。当然彼女は「どきっ」とした。「いつも早いな・・もしかして、私の授業の前に黒板を拭いてくれているのか？・・・何故かあなたは、私の授業の日だけ朝来るのが早いしな・・そうだろ？なんでもお見通しだ。」彼女の顔は少し赤くなった。でも彼女はそれを必死に隠そうとする。「そう言えば、何か用があるのか?何だ?」「ラジカセを貸してくれませんか。部活の途中に壊れてしまいましたので・・・」「ラジカセか・・・それよりも部活を始めたのか？今までは帰宅部だったのに。そうか・・・頑張ってくださいね。はい、ラジカセ。」「あ・・・ありがとうございます。」彼女はうれしくなった。憧れの先生に会えてお話しができたからだ。グラウンドまでの道、彼女はるんるん★気分だった。「きゃー★ケイン先生とお・は・な・し★うれしいなーーー」だが、先生とマーリナの関係を忘れているわけではない・・・「やったー。占いが成功した。これで俺も将来は、リーク以外で占いができる・・・さっきの子も喜んでいたし一石二鳥～」実はキャプテンはリークの町の目立たない占い屋だった。自分を磨くために陸上部に入り、キャプテンになったようだ。「さて、朝連の続き・・・頑張るか・・」by　がれおんさま（＾＾；）
	「ったく・・・ついてねぇ・・・」朝の罰当番に加えてさらに放課後まで罰当番を命じられ、ライルは不機嫌を顔にあらわにして廊下を歩いていた。そんな彼に、聞き覚えのある声が後ろから声をかけてきた。「あ～にき！」「なんだ・・・てめぇかルディ」ルディ・アシュレ、ライルやリナとは幼なじみの腐れ縁でこの前高等部に進学してきたばかりの一年生、ライルとは兄弟同然と言える。また最近はライルとリナの事を恋人同士と決めつけている風がある。目下ケイン一筋のリナにとってははなはだ迷惑な話であろう。「なんだはねぇだろ兄貴！さてはまた、リナと夫婦ゲンカでもしたのか？」ルディがそうからかうとライルは顔を赤くして半ば本気でムキになった。そしてそこに輪をかけてからかうのが最近の二人の日課である。しかしライルも最近は話を逸らすのが上手くなってきた。「そういやルディ、お前、部活まだ決めてないんだろ？どうすんだ？」「え・・・どうしよっかな・・・」（ｂｙがりゅー）
	「お、おはよ～・・・」その時後ろから声をかけてきたのは、先ほど銅像に激突したネイ・ファーストであった。ルディが中学にあがった頃に引っ越してきて、それから腐れ縁になったようだ。「よぅ、ファーストちゃんじゃないか・・・もしかして、またぶつかったか？」ファーストは無言で頷く。どうやらぶつかったのはこれが初めてではないらしい。「相変わらずだな・・・ところでセカンドは？」ファーストには双子の妹のセカンドがいる。やはりこの夢幻之星学園（夢幻之学園だと何か変だからこうしたけど、いいかな？）の生徒である。「寝てた、だから置いてきた」「ああ、なるほど」ファーストの中学の時の称号は「激突帝王」、セカンドは「爆睡覇王」だったという。「ところで、部活は決まったのかな？」ライルがようやく話をもとに逸らす。「部活？あたしは運動系はやめにして、演劇部と、あと何か掛け持ちしようと思うんだ。演劇部の顧問ってカルシウムなんだけど結構まともにやってるのよね～」「カルシウム・・・ダン先生の事か」（Ｂｙすずしろせり）
	一方、その頃、ネイ・セカンドは・・・。ネイ・セカンド「わーいわーい。ユーシスー、こっちこっちー！」ユーシス「はははははー、待てーネイー！」　ネイ・セカンドは兄のユーシスと追いかけっこをしているようだ。ネイ・セカンド「つかまらないよ～だ。」余裕のネイ・セカンド。　やはり運動能力はすごいらしい。ユーシス「よーし、本気を出すぞー！！どりゃああああ！！」　猛然とダッシュするユーシス。おお！もう少しで追い付きそうだ。　がんばれー！ユーシスー！！男の意地をおれたちに見せてくれー！ネイ・セカンド「わわわわわー！だめぇ、そんなぁ、いやあ！！」ユーシス「ふははははー！！つかまえたぞー、ボクの勝ちだー！！」ネイ・セカンド「あン、そんな、ユーシス、だめェ！」ユーシス「さあさあ、約束どおりに・・・。」ネイ・セカンド「そんな、私達は血が繋がった、肉親なのよ・・・。」ユーシス「愛が有れば問題ないさー！」ネイ・セカンド「ああ、ダメだってばー、あああああー！！！」ユーシス「さあ、邪魔なファーストがいないうちにィー！！！」ネイ・セカンド「・・・そうね。姉さんがいないうちに・・・こっそり。」ユーシス「食べちゃおうよ。今日のおやつ。」ネイ・セカンド「ぺろりーめいとって、食べだすと止められないのよねー。」ユーシス「うんうん。まったくだよ。ファーストの分は半分こね。」ネイ・セカンド「うん。ユーシスがはんぶんこして。」ユーシス「ほいほいっと・・・ああ！随分大きさが違っちゃったなー。」ネイ・セカンド「私小さい方でいいよー。」ユーシス「いやいや、ボクが小さいのをとるよ。大きいのをお食べ。」ネイ・セカンド「わーい！だから、ユーシスって大好きー��」ユーシス「ファーストはいつもボクたちの分まで食べちまうから、たまには　　　　　いいさ。まったく、アイツは食い意地が張ってるからなー。」　こうして、ネイ・セカンドとユーシスは今日のおやつをファーストの分まで　食べてしまいました。え？不毛な愛の荒野をつきすすむ禁断の兄妹愛物語じゃ　ないのかって？んふふふふふふ。残念でしたー（笑）。ネイ・セカンド「なんちゃって、なんちゃって、なんちゃってー！！　　　　　　　　んふふふふふふー��」むにゃむにゃ～。低血圧なネイ・セカンドはベッドの中でひとり、幸せな夢を見ていましたとさ。え？今までのは全部夢だったのかって？そうですよん。だって、彼女は「爆睡覇王」なんですから（笑）。（Byフィクション大魔王）
	朝連が終わり、教室に向かうリナ・・・その時だった。「やあ・・・リナ。また会ったな。」なんと目の前に憧れのケイン先生が・・・それも周りには誰もいない。チャンス（？）・・・リナ「ほんとですね。またお会いしましたね。」次の瞬間、彼の口から予期せぬ事が・・・ケイン「お前に会いに来た。マーリナよりも、お前が好きだ。」リナ「・・・！！！！！」ドキドキ度２００％！なんと先生が・・・ケイン「こんな所じゃ駄目だ・・・中庭に行こう・・・」彼がそう言うと、リナの腕をつかんだ。もちろん彼女の顔は赤くなった。そして、中庭に・・・ケイン「どうした？もっと近づいたらどうだ？遠慮なんかいらない・・・」リナ「でも・・・」ケイン「何をためらっている。こっちに来な・・・」その時だった・・・・ケイン「し・・・しまった・・・かつらが・・・」青ではなく、緑色の髪の毛が露になる。なんと、ライルが先生に変身していた。リナ「えっ・・・ライル・・これ、どういう事！・・・あんたーーーー」ライル「それはな・・・君を喜ばせようと・・・」リナ「だからって・・・どうしてケイン先生に？」ライル「少しでも両思いの気分にさせてやりたかっただけさ・・・・」リナ「！！何？なに言ってるのよーー？いつもいつもあなたは・・・女の子に意地悪して・・今日と言う今日は、許さない！！」ライル「お・・怒るなよ、可愛い顔がだいなしだぜ・・・」そう言うと、ライルは向こうに走っていった。リナ「待ちなさーーーい！！待たないと、アーミア先生に言いつけるよ！」彼を追いかける・・・リナ「どうして・・いつもライルが・・・あーん！ケイン先生★ーー」（BY　がれおん♪～）
	・・・さてさて、ところかわってこちらは保健室。「あの・・・」　がらがらっ、と開きにくいドアを無理矢理こじ開けて入ってきたのはシーレン。　うお、ガクランが想像つかねぇ（笑）。「あら、どうしました？カインズ先生は出張中ですよ？」　白衣も眩しい僕らの希望、アンヌ先生が窓際で微笑んでいる。　そりゃあメカは専門外だろうが、カインズは壊す専門のはずでは・・・ま、いいか。「違う・・先生に、話・・・」　ずい、と無表情のまま近づいてくるシー激唐ﾉ、思わず後ずさるアンヌ。　あっ、もう窓際だから後が無い！「な・・・・ななななな、何かしら・・オイル不良？ギアが擦り減ったの？それとも回路異常かしら？と、とにかく、わたしはほら、メカはメカはメカは」　そんな錯乱気味のせりふを聞いてるのか聞いて無いのか、シーレンはアンヌの両手をぎゅぎゅっ、とわしづかみにして更に顔を寄せる。　　これが人間なら息遣いがなんとか言う所だが、ロボットなんで呼吸はしない。　それがかえって不気味。「どうしても・・・アンヌ先生に、話」「・・・・・・（ぱくぱく）」　　頑張れシーレン、今作者は削除されないか不安で不安でドキドキするほど大ピンチだっ！「先生、いや、アンヌ・・実は・・じつは、僕は・・」　腰砕け寸前のアンヌ。　だがその時！「あなたの次の台詞はっ、［ぼくはウトラセンなんだっ］だわ！」　窓際にポーズと共に立つセーラー服美少女万引き娘！どっからはいってきた!? 「あ・・・ああああああ・・・」完璧にアンヌが気絶。ずっこけただけかも。「ロボットにしちゃ良いギャグね。でもまだまだよ！」「シルカ・・・ギャグ強制解除・・・モード変更・・・抹・殺・・」「－－－え？」　シーレンのガクランのボタンがはじける。　DOMMMMMMMNNNNNNNNNNN!!!!!! 　保健室もはじける。　数秒後。　　硝煙の中たたずむシーレンのセンサーに、アンヌ以外の熱源は認められなかった。「逃亡・・・？」　で、シルカは保健室の外の壁に張り付いてたりして。　「ふっ、私は風のシルカ・・なにものにもとらわれないのよ・・・おーっほほほほほ！」　「・・・シルカがまたなんかやってますよ、ダン先生・・・」　「カインズ先生」　「は？」　ダン・カ・シウム教諭（古文）が「雅」をくわえて火を点す。　渋すぎ。　「・・やはりあのギャグは、俺がやるべきだったんですかね・・・」　「なにか？」　ふうっ、と濃ゆ目の煙を吐き出す。　「・・・いや、何でも・・なんでも無いですよ・・・」　　　　（BY　SAGARAですごめんなさいいいいー）
	場面変わって、シルカ、校舎の壁に寄りかかって一休み。「ふう、まさかシーレンがあそこまでやるとは思わなかったわ・・・」そこに忍び寄る影。「あら、シルカさん。もうすぐ授業が始まるわよ」ぎく。「あ、アーミア先生・・・おはよう、ござい、ます」少し声がうわずっている。確かアーミア先生は生活指導担当だったような・・・しかし、シルカの挨拶も聞いていないかのように一言。「あなた、この学校の制服がどんなものだったか、覚えてる？」ぎくぎくっ。シルカは、リレー小説の冒頭を読み直す。『上品なこげ茶のブレザー、ベージュに赤と黒のラインのチェック柄プリーツスカート』今着ているのはセーラー服。「・・・・・・」「しかもあなたが着ているのは『やたらと値段は高いくせに安っちくって薄っぺらい生地で作った有名ギャルゲーの制服』に見えるけど？」「はうあっ！いつのまに！？」確かにそんな格好。これで繁華街にでもいたら立派な「（検閲）」である。がし。アーミアがシルカの首根っこを後ろからつかむ。服をつかむとすぐに逃げられるから。「違反はこれで４１回目・・・うちの学校では『親の権力でもみ消す』なんてことはできないから、それ相応の覚悟はしてもらうわよ」「どひ～～～～～～～～～～～」（Ｂｙ　すずしろせり）

	この話はファンタのキャラを使った学園物です。当然シリーズごとの年代設定は無視して構いません。シリーズの好きなキャラを使って好きなように恋に部活に勉強にと青春を謳歌させてやってください。また各キャラの設定については基本的に先に書いた人に優先権がありますのでご了承ください。また文末にはファンレター等のためご自分のハンドルネームを書いてくださるようお願いします。（臥龍鳳雛）
	私立夢幻之星学園。初等部から大学部までエスカレーター式、自由な校風で別にお勉強に力を入れているわけではないので結構人気は高い。もちろん規模も普通のものよりかなり大きかったりする。そして何故か高等部は女子が心持ち多い。理由は簡単、制服が可愛いのである。ちょっぴり上品なこげ茶のブレザー、ベージュに赤と黒のラインのチェック柄プリーツスカート。リボンは細く、赤・青・緑・黒の４色が揃っている。ついでにシャツは自由。これが女子だけではなく、ちょっと夢見がちっぽい野郎共にもウケまくっているのは御愛敬。ちなみに男子は学ラン。この手の抜き具合がいい感じ。とまあ、こんな学園なのだが・・・時は５月半ば。朝の学園に元気な声がこだまする。「おっはようございまーす！」ファンタでも指折りの人気者、ネイ・ファーストである。１年Ｄ組、出席番号は３０番。自転車に乗り坂道を降りてくるのは、学園物の定番である。そして、その後の展開も。「ルドガー先生、おはようご・・・うっきゃぁ～～～～～」どっかぁ～～～～んよそ見した上に勢いあまってて、ルベノ学園創設者銅像に激突。何とまあお約束。「きゅぅ～」
	それと同時の時だ。まだ朝も早いというのに、ある教室に誰かがいる。女子生徒のようだ。何か一生懸命に頑張っているようだ。「るんるんるん・・・今日の１時間目はケイン先生のす・う・が・く★うれしーなーーー」その女子生徒はうきうきしながら、黒板をきれいにしていた。黒板消しだけで拭くのでは終わらずなんと濡れた雑きんで黒板をきれいにしている。「きゃあーー★床にほこりが・・・ホウキではかなきゃ★」そう言いつつも、女子生徒は教室全体をホウキではいてきれいにした。女子生徒の名前は、リナ＝ノ＝サテラ。近所で有名なお金持ちの一人娘である。学年は２年。彼女は今、数学のケイン先生（２３）が大好きでたまらない。こういう風に１時間目に彼の授業がある時はいつも、黒板をきれいにしている。誰にもばれないように、いつも早朝に行っている。「・・・大変ね、片思いって・・・でも、いつかは先生のハートをゲットしてみるわーー☆」「おはようございます・・・今日はお早いのね・・・」その時誰かが来た。まさかこんな早朝に誰が来たのだ？「おはよう。マーリナさん。今日はどうしてこんなに早いの？」来たのは、マーリナ＝ル＝シール。彼女も近所で有名な御金持ちのお嬢様だ。「それはね・・・彼、今日・・・早く出かけないとだめでした。私はいつも彼に送ってもらっているのです。だから、送ってもらう人がいなくなるのは嫌なので、無理して早くきました。」いつもなら自分の事をあまり話さない彼女、だけど今朝は自分とリナしかいなかったので、話してしまった。「いいなーーマーリナさんは彼がいて、ねえ・・・どんな人？誰にも言わないから教えてよ。」「誰にも言いませんよね・・・」「もちろん・・・」「ほんと?」「うん！」「言いますね・・・本当に誰にも言わないでね。うわさになると嫌だから・・・実は・・・・ケイン先生です。去年から付き合っているんです。」「・・・・・・・・・・・・・。」彼女は衝撃的なショックを受けた。まさか・・・予想外の事で、彼女の体は凍り付いたように硬くなった。頭が真っ白・・・今は何にも考えられない。」「そ・・・そうなんだ・・・おしあわせに・・・・」彼女は震えながらもそう言い、教室を飛び出した。「うそよーーーーーーーーーーーーうそよ・・・・」彼女は帰ろうとした。今日はショックで授業など受けられないようだ・・・そんな彼女がルベノ学園創設者銅像の近くに来た時だった・・・
	「よ～う、どうしたんだリナ？」校庭の落ち葉ををほうきで掃除していた生徒はリナにそう話しかけた。「ライル？遅刻大王のあんたがこんな朝っぱらから掃除だなんて・・・槍でも降らなきゃいいけど。」彼の名はライル・ラ・ミラー。リナとは幼なじみでケンカ友達でもある。学年は同じだがクラスは違う。「ひっでぇ～なぁ～、俺だってたまには・・・」「大方、宿題忘れのポイントがたまったか、女子更衣室の覗きでしょ。あんたの担任、英語のアーミア　先生だっけ？　怖いもんね～あの人。」「うっ・・・なんで分かるんだ？」「小学生の頃から変わらないのよ！あんたの行動パターンは！！」口調は怒鳴っているが、憎みきれない様子である。ライルとは昔からすぐにケンカになった。しかし翌日になればお互い何事もなかったようになり、また三日もすれば口論となるの繰り返しなのである。「ったく・・・ただでさえ今朝は気分悪いってのに・・・今日は天中殺かしら。」リナはそう言ってライルに背を向けて帰ろうとすると、ライルはほうきの柄でリナのスカートをパッとまくりあげた。リナは顔を真っ赤にして振り返りざまにライルのすねを思い切り蹴飛ばした。「あんたね・・・スカートめくりなんて今時小学生でもしないわよ！まったくいつまでたっても　ガキなんだから・・・あんた相手にしてるとくよくよするのがアホらしくなってきたわ。」リナはそう言って再び校舎へと戻っていった。「ふう・・・あいつのしょぼくれた顔は見たくないからな」ライルは一人そう言うと満足そうに微笑んだ。しかしそんな彼の背後に担任のアーミアが立っていた。「罰当番中の私語に女子生徒へのセクハラ・・・放課後のトイレ掃除もお願いね、ライル。」「ひぃーーーーーーーーーっ！！！！」（この２３行上からここまで：がりゅー）
	「もう帰ろっと・・・どうせケイン先生なんか・・・」そういって校門からでようとした彼女、しかし・・・向こうの方から何かが来る。「はあ・・はあ・・・みんな、もう少しだぞ。グラウンドまでもう少しだ。」陸上部の人たちのようだ。どうやら朝練をしているみたいだ。彼女は邪魔にならないようにして校門からでようとした。だが・・・「どうした？もしかして、陸上部に入りたいのか？」練習中の陸上部のキャプテンがいきなりそう言った。「違います、私は今から帰るところなんです。」彼女はそう言ったが、キャプテンは・・・「何！それはもったいない・・・せめて体操でもして帰ろうではないか。」「遠慮します・・・早く帰りたいので・・・」「さあさあ・・・遠慮なんかしないで、体操をしようではないか・・・」「わっ・・・わっ・・・やめてーーーー」キャプテンは彼女を無理にグラウンドまで連れて行った。「今日は少し疲れたな・・・でもひるむなー。次は体操だぞ。」キャプテンがそう言うと、ラジカセにスイッチを入れた。が・・・「キュル、キュル、キュル・・・・ザザザ・・・・・」どうも音がおかしい・・・「ガガガガ・・・ゴゴゴゴ・・・・ドカーン！」なんとラジカセが爆発した。グラウンド全体に煙が舞い上がる。もくもくもく・・・何とか煙が消えて、周りが見えるようになる。「一体何なのよー。あーん・・・服が～。これじゃ、ケイン先生に嫌われるー」その時だった。キャプテンが何かしている。ラジカセに向かって何かしている。声も聞こえる。「さてらいとよ・・・むむむ・・」と・・・そして・・・・「・・・・・・！リナさん。すまないが、職員室から新しいラジカセを借りてきてくれ。頼む。なるべく早く借りてきてくれ。時間を無駄にはできないんだ。」職員室＝ケイン先生。彼女は快くそれに受け答え、ラジカセを借りに行く。ドアを開けた瞬間だった・・・「失礼します・・・あっ・・・・」部屋の中を見渡すと、ケイン先生しかいなかった。「どうした？リナ君。」ケイン先生自らが彼女に声をかけた。当然彼女は「どきっ」とした。「いつも早いな・・もしかして、私の授業の前に黒板を拭いてくれているのか？・・・何故かあなたは、私の授業の日だけ朝来るのが早いしな・・そうだろ？なんでもお見通しだ。」彼女の顔は少し赤くなった。でも彼女はそれを必死に隠そうとする。「そう言えば、何か用があるのか?何だ?」「ラジカセを貸してくれませんか。部活の途中に壊れてしまいましたので・・・」「ラジカセか・・・それよりも部活を始めたのか？今までは帰宅部だったのに。そうか・・・頑張ってくださいね。はい、ラジカセ。」「あ・・・ありがとうございます。」彼女はうれしくなった。憧れの先生に会えてお話しができたからだ。グラウンドまでの道、彼女はるんるん★気分だった。「きゃー★ケイン先生とお・は・な・し★うれしいなーーー」だが、先生とマーリナの関係を忘れているわけではない・・・「やったー。占いが成功した。これで俺も将来は、リーク以外で占いができる・・・さっきの子も喜んでいたし一石二鳥～」実はキャプテンはリークの町の目立たない占い屋だった。自分を磨くために陸上部に入り、キャプテンになったようだ。「さて、朝連の続き・・・頑張るか・・」by　がれおんさま（＾＾；）
	「ったく・・・ついてねぇ・・・」朝の罰当番に加えてさらに放課後まで罰当番を命じられ、ライルは不機嫌を顔にあらわにして廊下を歩いていた。そんな彼に、聞き覚えのある声が後ろから声をかけてきた。「あ～にき！」「なんだ・・・てめぇかルディ」ルディ・アシュレ、ライルやリナとは幼なじみの腐れ縁でこの前高等部に進学してきたばかりの一年生、ライルとは兄弟同然と言える。また最近はライルとリナの事を恋人同士と決めつけている風がある。目下ケイン一筋のリナにとってははなはだ迷惑な話であろう。「なんだはねぇだろ兄貴！さてはまた、リナと夫婦ゲンカでもしたのか？」ルディがそうからかうとライルは顔を赤くして半ば本気でムキになった。そしてそこに輪をかけてからかうのが最近の二人の日課である。しかしライルも最近は話を逸らすのが上手くなってきた。「そういやルディ、お前、部活まだ決めてないんだろ？どうすんだ？」「え・・・どうしよっかな・・・」（ｂｙがりゅー）
	「お、おはよ～・・・」その時後ろから声をかけてきたのは、先ほど銅像に激突したネイ・ファーストであった。ルディが中学にあがった頃に引っ越してきて、それから腐れ縁になったようだ。「よぅ、ファーストちゃんじゃないか・・・もしかして、またぶつかったか？」ファーストは無言で頷く。どうやらぶつかったのはこれが初めてではないらしい。「相変わらずだな・・・ところでセカンドは？」ファーストには双子の妹のセカンドがいる。やはりこの夢幻之星学園（夢幻之学園だと何か変だからこうしたけど、いいかな？）の生徒である。「寝てた、だから置いてきた」「ああ、なるほど」ファーストの中学の時の称号は「激突帝王」、セカンドは「爆睡覇王」だったという。「ところで、部活は決まったのかな？」ライルがようやく話をもとに逸らす。「部活？あたしは運動系はやめにして、演劇部と、あと何か掛け持ちしようと思うんだ。演劇部の顧問ってカルシウムなんだけど結構まともにやってるのよね～」「カルシウム・・・ダン先生の事か」（Ｂｙすずしろせり）
	一方、その頃、ネイ・セカンドは・・・。ネイ・セカンド「わーいわーい。ユーシスー、こっちこっちー！」ユーシス「はははははー、待てーネイー！」　ネイ・セカンドは兄のユーシスと追いかけっこをしているようだ。ネイ・セカンド「つかまらないよ～だ。」余裕のネイ・セカンド。　やはり運動能力はすごいらしい。ユーシス「よーし、本気を出すぞー！！どりゃああああ！！」　猛然とダッシュするユーシス。おお！もう少しで追い付きそうだ。　がんばれー！ユーシスー！！男の意地をおれたちに見せてくれー！ネイ・セカンド「わわわわわー！だめぇ、そんなぁ、いやあ！！」ユーシス「ふははははー！！つかまえたぞー、ボクの勝ちだー！！」ネイ・セカンド「あン、そんな、ユーシス、だめェ！」ユーシス「さあさあ、約束どおりに・・・。」ネイ・セカンド「そんな、私達は血が繋がった、肉親なのよ・・・。」ユーシス「愛が有れば問題ないさー！」ネイ・セカンド「ああ、ダメだってばー、あああああー！！！」ユーシス「さあ、邪魔なファーストがいないうちにィー！！！」ネイ・セカンド「・・・そうね。姉さんがいないうちに・・・こっそり。」ユーシス「食べちゃおうよ。今日のおやつ。」ネイ・セカンド「ぺろりーめいとって、食べだすと止められないのよねー。」ユーシス「うんうん。まったくだよ。ファーストの分は半分こね。」ネイ・セカンド「うん。ユーシスがはんぶんこして。」ユーシス「ほいほいっと・・・ああ！随分大きさが違っちゃったなー。」ネイ・セカンド「私小さい方でいいよー。」ユーシス「いやいや、ボクが小さいのをとるよ。大きいのをお食べ。」ネイ・セカンド「わーい！だから、ユーシスって大好きー��」ユーシス「ファーストはいつもボクたちの分まで食べちまうから、たまには　　　　　いいさ。まったく、アイツは食い意地が張ってるからなー。」　こうして、ネイ・セカンドとユーシスは今日のおやつをファーストの分まで　食べてしまいました。え？不毛な愛の荒野をつきすすむ禁断の兄妹愛物語じゃ　ないのかって？んふふふふふふ。残念でしたー（笑）。ネイ・セカンド「なんちゃって、なんちゃって、なんちゃってー！！　　　　　　　　んふふふふふふー��」むにゃむにゃ～。低血圧なネイ・セカンドはベッドの中でひとり、幸せな夢を見ていましたとさ。え？今までのは全部夢だったのかって？そうですよん。だって、彼女は「爆睡覇王」なんですから（笑）。（Byフィクション大魔王）
	朝連が終わり、教室に向かうリナ・・・その時だった。「やあ・・・リナ。また会ったな。」なんと目の前に憧れのケイン先生が・・・それも周りには誰もいない。チャンス（？）・・・リナ「ほんとですね。またお会いしましたね。」次の瞬間、彼の口から予期せぬ事が・・・ケイン「お前に会いに来た。マーリナよりも、お前が好きだ。」リナ「・・・！！！！！」ドキドキ度２００％！なんと先生が・・・ケイン「こんな所じゃ駄目だ・・・中庭に行こう・・・」彼がそう言うと、リナの腕をつかんだ。もちろん彼女の顔は赤くなった。そして、中庭に・・・ケイン「どうした？もっと近づいたらどうだ？遠慮なんかいらない・・・」リナ「でも・・・」ケイン「何をためらっている。こっちに来な・・・」その時だった・・・・ケイン「し・・・しまった・・・かつらが・・・」青ではなく、緑色の髪の毛が露になる。なんと、ライルが先生に変身していた。リナ「えっ・・・ライル・・これ、どういう事！・・・あんたーーーー」ライル「それはな・・・君を喜ばせようと・・・」リナ「だからって・・・どうしてケイン先生に？」ライル「少しでも両思いの気分にさせてやりたかっただけさ・・・・」リナ「！！何？なに言ってるのよーー？いつもいつもあなたは・・・女の子に意地悪して・・今日と言う今日は、許さない！！」ライル「お・・怒るなよ、可愛い顔がだいなしだぜ・・・」そう言うと、ライルは向こうに走っていった。リナ「待ちなさーーーい！！待たないと、アーミア先生に言いつけるよ！」彼を追いかける・・・リナ「どうして・・いつもライルが・・・あーん！ケイン先生★ーー」（BY　がれおん♪～）
	・・・さてさて、ところかわってこちらは保健室。「あの・・・」　がらがらっ、と開きにくいドアを無理矢理こじ開けて入ってきたのはシーレン。　うお、ガクランが想像つかねぇ（笑）。「あら、どうしました？カインズ先生は出張中ですよ？」　白衣も眩しい僕らの希望、アンヌ先生が窓際で微笑んでいる。　そりゃあメカは専門外だろうが、カインズは壊す専門のはずでは・・・ま、いいか。「違う・・先生に、話・・・」　ずい、と無表情のまま近づいてくるシー激唐ﾉ、思わず後ずさるアンヌ。　あっ、もう窓際だから後が無い！「な・・・・ななななな、何かしら・・オイル不良？ギアが擦り減ったの？それとも回路異常かしら？と、とにかく、わたしはほら、メカはメカはメカは」　そんな錯乱気味のせりふを聞いてるのか聞いて無いのか、シーレンはアンヌの両手をぎゅぎゅっ、とわしづかみにして更に顔を寄せる。　　これが人間なら息遣いがなんとか言う所だが、ロボットなんで呼吸はしない。　それがかえって不気味。「どうしても・・・アンヌ先生に、話」「・・・・・・（ぱくぱく）」　　頑張れシーレン、今作者は削除されないか不安で不安でドキドキするほど大ピンチだっ！「先生、いや、アンヌ・・実は・・じつは、僕は・・」　腰砕け寸前のアンヌ。　だがその時！「あなたの次の台詞はっ、［ぼくはウトラセンなんだっ］だわ！」　窓際にポーズと共に立つセーラー服美少女万引き娘！どっからはいってきた!? 「あ・・・ああああああ・・・」完璧にアンヌが気絶。ずっこけただけかも。「ロボットにしちゃ良いギャグね。でもまだまだよ！」「シルカ・・・ギャグ強制解除・・・モード変更・・・抹・殺・・」「－－－え？」　シーレンのガクランのボタンがはじける。　DOMMMMMMMNNNNNNNNNNN!!!!!! 　保健室もはじける。　数秒後。　　硝煙の中たたずむシーレンのセンサーに、アンヌ以外の熱源は認められなかった。「逃亡・・・？」　で、シルカは保健室の外の壁に張り付いてたりして。　「ふっ、私は風のシルカ・・なにものにもとらわれないのよ・・・おーっほほほほほ！」　「・・・シルカがまたなんかやってますよ、ダン先生・・・」　「カインズ先生」　「は？」　ダン・カ・シウム教諭（古文）が「雅」をくわえて火を点す。　渋すぎ。　「・・やはりあのギャグは、俺がやるべきだったんですかね・・・」　「なにか？」　ふうっ、と濃ゆ目の煙を吐き出す。　「・・・いや、何でも・・なんでも無いですよ・・・」　　　　（BY　SAGARAですごめんなさいいいいー）
	場面変わって、シルカ、校舎の壁に寄りかかって一休み。「ふう、まさかシーレンがあそこまでやるとは思わなかったわ・・・」そこに忍び寄る影。「あら、シルカさん。もうすぐ授業が始まるわよ」ぎく。「あ、アーミア先生・・・おはよう、ござい、ます」少し声がうわずっている。確かアーミア先生は生活指導担当だったような・・・しかし、シルカの挨拶も聞いていないかのように一言。「あなた、この学校の制服がどんなものだったか、覚えてる？」ぎくぎくっ。シルカは、リレー小説の冒頭を読み直す。『上品なこげ茶のブレザー、ベージュに赤と黒のラインのチェック柄プリーツスカート』今着ているのはセーラー服。「・・・・・・」「しかもあなたが着ているのは『やたらと値段は高いくせに安っちくって薄っぺらい生地で作った有名ギャルゲーの制服』に見えるけど？」「はうあっ！いつのまに！？」確かにそんな格好。これで繁華街にでもいたら立派な「（検閲）」である。がし。アーミアがシルカの首根っこを後ろからつかむ。服をつかむとすぐに逃げられるから。「違反はこれで４１回目・・・うちの学校では『親の権力でもみ消す』なんてことはできないから、それ相応の覚悟はしてもらうわよ」「どひ～～～～～～～～～～～」（Ｂｙ　すずしろせり）