〜最終回パート２ エンディング編〜
アレック：
「アリサさんありがとう、おかげで、カブロンを倒すことが出来ました」
「いいえ、お礼を言うのは私のほうです。よくぞミニナを導いて、戦ってくださいま
した」
「お母さん、もう私は一人じゃないのね」
「そう、それにこんなに素敵な人もいることだしね」
「ええ…」
ダロス：
「御主人さま。外の敵が突然消えてしまいました」
「カブロンを倒したからよ。もう、あの悪魔が復活することはないでしょう」
「でも、ダロス、あなたもすごいダメージを受けたわね」
「敵もいなくなったので、私はしばらくここで休ませていただきます。できれば、
ドロムさんを呼んで…どたっ……」
「では、テドの村に戻りましょう」
ファンタシースター外伝のエンディングはこの会話からはじまります。なおアリサが何を
根拠にもうカブロンが甦らないと言っているのかは謎です。ちなみにダロスはこれから
先、エンディング中で一切出番はありません（ついでに言うと、ドロムも出番なし）。その
ため自動的にテドの村前へと戻されたあと、カブロン城へ戻ることはできません
また、この外伝ではシリーズ唯一と言っていいことに、ラスボス撃破後、敵キャラのいな
くなったフィールドを自由に歩き回り、町の人々と話をすることができます。これもまた、
ドラクエみたいだと言えるのですが、これはこれで嬉しいかなと。テドの村以外の町だと
“ありがとう”とか、“すっかり平和になった”とか、数パターンのセリフしかありませんが、
唯一ジプシーキャンプにいる占い師の
「悩みも無いのに来るんじゃないよ」
というセリフだけは、元々占い師の顔グラフィックが微妙な笑顔だったこともあって、何
とも言えない、良い味わいを出しています。
そして散策をひとしきり終えてテドの村へ。ここではアレック個人にお礼を言う人や母親
が分かったミニナを祝福する人なんかもいます。そして三人は、ロブじいさんが呼んでい
るとアレックの母親に言われ、ロブ爺さんの屋敷へ。屋敷へ行くと、あの本だらけで狭苦
しい家のどこに入ったのか分かりませんが、たくさんの人々がロブ爺さんと一緒に出迎え
てくれました（なお、アレックの父、モーグの姿はここにもありません。どこに行ってるんで
すかね、あの人は）
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ロブ：
「アレックにミニナ、よく頑張ったな。アリサ様、この国が平和になったのも、あなた
様のおかげです」
「でも、これで本当に、戦いは終わったんだろうか」
「もうアレサランドでは、何も起こらないでしょう。しかし別の惑星に、カブロンとは
違う大きな悪が、成長しているのが感じられます」
「お母さん…」
「ミニナ、アレックを大切に。アレック、ミニナを頼みます。私にはまだ、仕事があり
ます。アルゴル星系に、真の平和が訪れるまで………」
人の憎しみや悲しみを食べて成長する、悪魔カブロンは、アリサの戦士達の活躍
で倒された。
そして再びアレサランドに平和が甦った。
しかし、アリサには、果たすべき使命が、まだ残っているようだ…
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このセリフを最後に、ファンタシースター外伝は幕を閉じます。あとはビジュアルイベントの
総集編とスタッフロールで。
とりあえず、アリサのセリフからアレサランドやコプト星はアルゴル星系の一つということに
なりそうですが…でも、アルゴル太陽系から１光年も離れた場所が星系の一部ってのはや
っぱり納得いきませんねえ。これまで登場したアルゴル太陽系って、あまり大きな太陽系に
見えないし、地球がある太陽系だって直径１５０億ｋｍくらいなのに（ちなみに銀河系の直径
は１０万光年、これまたスケールが違いすぎます。て言うかどうやって測ったんだろうかと）
ただ“ミニナ、アレックを大切に”のくだりは好きなセリフです。ちなみにそろそろ時効だと思
うので白状すると、このセリフは大昔、小説書くときに拝借しました。具体的には『時の交差』
初作のエピローグで。
それはさておきゲームのラストは続編をにおわせるような言葉で締めくくられています。が、
そんな物は影も形も出て来なかったのは、皆様ご存知の通りかと。発売予定リストに名前
が挙がることすらありませんでした。しかしやっぱり、なんか外伝の開発さん、アリサを世界
平和のために日夜戦い続けるヒーロー（ヒロイン）か何かと思ってそうです。
これで、ファンタシースター外伝のリプレイは終了です。途中、五年以上間あきましたが、何
とか完結させることができました（汗）
外伝ネタに関してはあと一つ、やってみたいネタがあるんですが、全く未挑戦の分野なの
で、実行できる目途がついたら、発表させていただきます。
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