ドラゴンファンタシーＺ
その２：ベジータ・ナッパ強襲編
ローク「・・・・・というわけだ。」
ハーン＆パイク「１年後、アルゴルに最強の戦士が侵略にやってくるだって！？」
ローク「そうだ。そしてそいつらを倒すためにルイはオレが預かる。」
パイク「ちょ、ちょっと待ってくれよ。せめてファルに話を通さないと。」
ローク「これはルディの遺言だ。ファルとやらにはお前達から話を通しておけ。」
ハーン「えぇっ！？ぼ、僕達が〜！？」
ローク「では１年後に会おう。さらばだ。」
こうしてロークはルイを連れて去っていった。
パイク「ったく、どうやって説明すればいいんだ。ファルの奴、きっと怒るぞ・・・。」
ハーン「侵略者がやってくる前に僕達がファルに殺されなければいいけど・・（涙）」
ファル「えぇ！？ルイがジオの息子に連れて行かれたですって〜！？まったく
ルディは何してるのよもう！あれ？ところでルディは？」
ハーン「え、えっと・・・」
パイク「し、死んじゃった。」
ファル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（絶句）」
ハーン＆パイク「ファ、ファルー！しっかりしろーーー！！！」
気を取り直したファルにハーンとパイクは詳しい事情を説明した。
ファルは状況を掴むと、１年後の戦いに備えデゾリスへ修行に行く事を決意した。
そしてあっという間に１年は過ぎ、２人の侵略者はアルゴルにやってきた。
オラキオ「ほう、ここがアルゴルか・・・。なかなかいい星ではないか。」
ライア 「あっちの方に強い気を感じるわね。きっとこいつらがルーンを
殺った奴達に違いないわね。」
オラキオ「よしライア。ちょっと遊びに行ってみるか。」
そう言い、オラキオとライアはその強い力を感じる元へ出向いた。
するとそこにはローク、ルイ、ハーン、パイクの４人が待ち構えていた。
オラキオ「諸君、初めまして。自己紹介は必要かね？」
ローク 「ふん、そんな必要など無い。オラキオとライアだな？」
ライア 「あら、ありがとう。よそ者である私達の名をご存知とは光栄ね。」
パイク 「そのよそ者のお前達がここアルゴルに一体何の用なんだ！」
ルイ 「そ、そうだそうだ！」
オラキオ「我々の母星は巨大隕石が衝突して爆発してしまったのだよ。
それで新たなる新天地を探していたのだが・・・」
ライア 「そこで思い出したのが祖先の故郷である、ここアルゴルだったと
言うわけよ。さ、わかったならおとなしくアルゴルを私達によこしなさい。」
謎の二人組・男「残念ですがあなた達の要求には応じられませんね。」
謎の二人組・女「えぇ、その通りですわ。」
ハーン 「フォーレン！フレナ！」
フォーレン「アルゴルに接近する邪悪なる者の気配を感じてフレナと一緒に
参りました。どうやら私達の判断は正解だったようですね。」
ハーン 「フォーレンとフレナが来てくれればもう勝ったも同然だよ！」
フレナ 「うふふふ、ハーンさんったらお上手ですわ。」
オラキオ「くっくっく、６人か。なぁお前達、我々とゲームをしないか？」
ローク 「ゲームだと？」
オラキオ「おいライア！あれを出せよ。まずは軽くショータイムといこうぜ。」
ライア 「あぁ、ディムールの種ね。ちょうど６粒あるわ。」
ライアは地面に６粒の種を埋めた。
すると６匹のディムールが土の中から現れたのだ！
オラキオ「おい、お前達。こっちのディムールと一人ずつ順番に戦わないか？」
フォーレン「そういうことならまずは私が戦いましょう。」
１番手に登場したフォーレンはディムールに圧勝した。
パイク「よし、次はオレだ！残り５匹全部倒してやるぜ！」
ハーン「待ってくれパイク。次は僕が行くよ！秘密特訓の成果を見せてやる！」
パイク「まぁ待てハーン。お前は念願叶って結婚したばかりじゃないか。
万一の事があってサーヤさんを悲しませちゃいけない。だから
ここはオレにまかせてくれ！」
パイクとディムールの戦いが始まった！
パイク「うぉぉぉぉぉ！くらえ！クラッシュッ！！！！！」
ズガッ！パイクの一撃が決まるとディムールはパタリと倒れた。
パイク「はははは、どうやらお前達の手下はたいして強くないようだな！」
ライア「うふふふ。あまりディムールを甘くみない方がいいんじゃなくて？」
パイク「なんだと？」
すると突然倒したはずのディムールが起きあがり、
パイク「な、なにっ！？」
ディムールはパイクの身体をわしづかみにし、
パイク「ぐぁぁぁぁぁぁっ！！！」
パイクの身体をバラバラに握りつぶした！！！言うまでもなくパイクは即死だ。
ハーン「パッ、パイクゥゥゥゥゥゥ！！！うっ、くっ、なんだよパイク。僕とサーヤの
事を気づかってくれるのは嬉しいけどお前にだって妹がいるじゃないか。
パナやトノエのみんなになんて言えばいいんだよ・・・！」
ライア「あんた達、邪魔だからさっさとその汚いゴミを掃除しておきなさいよ？」
ハーン「な、なんだとぉお前らぁ・・・。みんなぁ離れてろ！くらえ！ラザン！！！」
ハーンの怒り任せに打ち放ったラザンはあっという間にディムール達全部をバラバラに切り裂いた。
そしてハーンの放ったラザンはオラキオとライアも一緒に飲み込んだ。
ライア 「ふふふふふ。」
オラキオ「くっくっく、今何かしたのかい？」
ハーン 「なっ、そんな・・・全然効いていないのか！？」
オラキア「ライア、お前は手を出すな。こいつらはオレの獲物だ。」
ライア 「ふふ、あんたの好きにすればいいさ。」
ローク、ルイ、ハーン、フォーレン、フレナの前にオラキオが立ちはだかる！
オラキオ「さぁ、誰から片付けてやろうか・・・。よし、まずはお前だ！」
フォーレン「！！！」
ズシャッ！オラキオの黒い剣がフォーレンの左腕を切り落とした！
フォーレン「ぐぁぁぁぁぁ！くっ、くらえっフレアショット！」
ズドォォォォォン！フレアショットがオラキオに直撃すると凄い爆発が起こった。
しかしオラキオはまったくダメージを受けていないようだ。
オラキオ「む・・・あのチビ女は何処にいった？」
ハーン 「あれ！？フレナは？まさか今の爆発に巻き込まれたのか！？」
ライア 「オラキオ、後ろを見てみな。」
オラキオ「お前、いつのまに！？」
フレナはフレアショットの爆発中にみんなの死角をつきオラキオの背後に
回り込んだ。そしてオラキオの背中にしがみつき、
フレナ 「マスター、今までありがとう・・・。」
フォーレン「フレナ？何を言ってるのです？まさかフレナあなた・・・！
バカな真似はやめなさい！！！」
フレナ 「さようならマスター。どうか死なないで・・・。」
ズドォォォォォンッ！！！！！フレナはオラキオもろとも自爆した。
フォーレン「フッ、フレナァァァァァァァ！！！！！」
ローク 「あのアンドロイドの女、敵もろとも自爆するとは・・・。みかけによらず
やるじゃねぇか。さすが父が惚れた女だけのことはある。」
フォーレン「フレナ・・・フレナは３００年前、私の寂しさを癒すために趣味で
作って以来ずっと側にいてくれたのに・・・。フ、フレナ・・・・！」
オラキオ「くはははは！バカな事をする奴だぜ！」
ハーン 「そんな！？まるで効いていないのかよ！フレナが命まで張ったっていうのに！！！」
フォーレン「フレナ、あなただけに寂しい思いはさせません。私もすぐにそちらに
行きます・・・。全砲門開放！出力最大！ポジトロンボルトォ！！！」
ズドドドドドドドドドンッ！！！！！
オラキオ「ふぅ、さすがに今のはびっくりしたぜ・・・。」
フォーレン「む、無念・・・・・・・・・・・・・」
オラキオ「くくく、このアンドロイド、力を使い果たして機能停止しやがったぜ。」
ローク 「むぅ、くっ、まさかこいつらがこれほどまでに強いとは・・・・・！」
ハーン 「ファルーーーー！！！早く来てくれぇぇぇぇぇ！！！」
オラキオ「さぁて、次はどいつを片付けてやろうか・・・？」
ルイ 「うう、うう、うううううう。おっ、お前の兄ちゃんＸＸＸＸＸＸＸＸＸＸＸ！！！」
オラキオ「なぁっ！こ、小僧！お前なぜ我が兄ルラキルがＸＸＸＸでＸＸＸＸＸＸで
ＸＸＸＸＸＸＸＸな事を知っている！！！恥をかかせやがって、許さん！」
ルイ 「うわぁぁぁぁぁっ！」
ハーン 「ルイ、逃げろぉぉぉぉぉ！」
ズンッ！！！オラキオの黒い剣が相手の身体を突き刺した。
だがそれはルイの身体では無く・・・
ルイ 「ロークさんっ！！！」
ローク 「が、がはっ！まったくなんてザマだ。このローク様とあろう者がガキを
かばってやられるとはな・・。ル、ルイ。お前と過ごした１年、悪くなかった
ぜ・・・。死ぬなよ・・・ルイ・・・・・・・・・・・・・」
ルイ 「ロークさぁぁぁぁぁぁん！！！！！」
オラキオ「まぁいい順番が変わっただけのこと！さぁ小僧、覚悟はいいか！？」
ルイ 「覚悟するのはお前の方だ！ロークさんの仇！黒い閃光ぉぉぉぉ！！！」
（ホント、ネーミングセンス無くて申し訳無い（泣）ｂｙＲＩＬ）
オラキオ「つぅっ！いてぇじゃねぇか小僧・・。ここまでオレを怒らせた落とし前つけてもらうぜ！」
無防備なルイにオラキオが怒りの形相で飛びかかった！ルイ、絶体絶命！！！
ブンッ！！！しかしなぜかオラキオの剣は空を斬った。
ルイ 「あ、あれ・・・。あ、あぁっ！！！」
ハーン「まったく、遅いよ・・・。でも来てくれてよかった！」
ファル「みんな遅れてごめん。デゾリスから帰ってくるのに時間かかっちゃって。」
ルイ 「おかーさん！」
ハーン「ファル！」
間一髪のところでファルがオラキオの攻撃からルイを助けたのだ。
ライア「うふふふふ、真打ち登場ってところかしら？」
ファル「ルイ、大きくなったわね。でもちょっと待ってね、再開を喜ぶのはあいつら
を倒してからね。そうだ、これ最後のトリメイト。ハーンと半分ずつ食べて。」
するとファルはキョロキョロと辺りを見回して・・・
ファル 「パイク・・・。フォーレン・・・。ローク・・・あなたまで・・・」
オラキオ「そういえば自爆してバラバラになっちまったチビ女もいたっけな。」
ファル 「そう、フレナまで・・・。あなた達、絶対許さない！！！みんなの痛みを
味合わせてあげるわ！！！！！」
ファルは一目散にオラキオの懐へ飛び込んだ！
ズシャッ！！！ファル「これはパイクのうらみ！」
ザンッッ！！！ファル「これはフレナのうらみ！」
ズバァッ！！！ファル「これはロークのうらみ！」
ザシュッ！！！ファル「これはフォーレンのうらみ！」
ファル「そしてこれは、」
シュパァァァァンッ！！！！！
ファル 「ルディのうらみよぉぉぉぉぉぉぉぉっ！！！！！！！！！」
オラキオ「う、ぐはぁぁぁぁ。な、なんだこいつは・・・尋常じゃない強さだ・・・。
ラ、ライア、助けてくれ・・・。」
ライア 「うふふ。」
オラキオ「ありがたい・・・ライア。」
ライアはオラキオに手を差し伸べた。
だが次の瞬間ライアはオラキオの身体を天高く放り投げた！
オラキオ「ラ、ライア！！！何をする！？」
ライア 「あははは、あんたのようなゴミには用無しよ！チリと化しな！」
ピッ！ボンッ！！！
ライアの攻撃が炸裂すると、オラキオの身体は宙でコナゴナに散った。
ライア「うふふふふ、まったく汚い花火だこと。」
ハーン「あ、あいつ自分の仲間を殺りやがった・・・。なんて奴だよ・・・。」
ファル「ルイ、ハーン下がってて。あの女は私が一人で倒します。」
ライア「喜びなさい。あなたのような田舎娘が私のような高貴な女性に
遊んでもらえるのだからね。」
ファル「あら、あなたはシンデレラの話を知らないのかしらぁ？」
互いに挑発しあった後、ファルとライアは無言で構えた。
そしてわずかな沈黙を挟んで先手を切ったのはファルだった！
ファル「あなたには手加減しない、最初っから全力でいくわ！
いきますっ、ディスラプト！」
ライア「ふん、くだらない技ね。」
ディスラプトを使うとファルの身体が２人に増えた。
しかしライアは軽々と２人のファルの攻撃を捌いていく。
ファル「ここからが修行の成果の本領発揮よ！ディスラプト２倍！」
今度はなんとファルの身体が４人に増えた！
ライア「まぁまぁの技ね。でもその程度じゃ私は倒せない！」
ファル心の声「私の身体ではディスラプト２倍が限度。それ以上やると身体への負担
がかかりすぎて自滅してしまいかねない・・・だけど・・・！」
ファル「それならこれでどう！ディスラプト３倍よ！！！」
さらにファルの身体が８人に増えた！
これにはさすがのライアも分が悪くなってきた。
ライア「こっ、このっ！こざかしい真似を・・・！」
ファル「うぁぁぁぁっ、４倍ディスラプトダブルアタックよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！」
ファルの身体が１６人に増える！
そして１６人のファルのダブルアタックによる一斉攻撃がライアをまともに捉えた！
ライア「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！！」
ファル「はぁっ、はぁっ。」
ファル心の声「まずいわ、今のディスラプトで私の身体はもうまともに動かない・・・。
お願い、立たないで！！！」
ライア「はぁっはぁっ、小娘・・・・・！やってくれるじゃない・・・！こうなったら私も
手加減はしない・・・本気の力を見せて差し上げますわ！！！！！」
するとみるみるうちにライアの身体が異変を起こし始め、
なんと超巨大な大猿の姿へと変身したのだ！
ファル「な、なんてこと・・・」
ライア「みたか小娘！これぞ我がライア一族の究極の力、モンスター変化の術よ！
さぁ米粒同然のお前をいとも簡単に握りつぶしてくれましょう！！！」
バキバキバキッ！！！
ファル「あぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！！！！！！」
ライアはファルの身体を握り潰すと次はルイに標的を変えた。
ルイ 「う、うぁ、あわわわわ・・・・・・・」
ライア「人間とニューマンの混血は強いんでしょう？さぁ坊や、私を楽しませて
ちょうだい。うふふふふふふふ。」
ハーン「ファルッ、大丈夫か！？」
ファル「ハーン、あなたに頼みがあるの・・・。私の身体はもう動かない。だから私の
代わりにデストラクションボールをライアに放ってほしいの・・・。」
（ホントにホントにネーミングセンス無くてごめんなさい〜〜〜〜（滝汗）ｂｙＲＩＬ）
ハーン「デストラクションボール？」
ファル「私が編み出したデストラクションの応用技よ。一人でデストラクションと同等
の破壊力を持った技を放てるのが利点なの。ハーン、あなたにデストラクショ
ンボールのエネルギーを受け渡します。テクニックの得意なハーンなら絶対
デストラクションボールを生み出せます。手を貸して・・・。」
ハーン「う、こ、これは・・・！手が光ってる！」
ファル「それがデストラクションボールの源です。後はエネルギーをコントロールして
光の球体が掌に浮かび上がれば成功よ。ハーン、アルゴルの運命は
あなたの手にかかっているの！だからがんばって！！！」
ハーン「わ、わかった！はぁぁぁぁぁ、で、出きた！これで成功なんだねファル！？」
ハーンの掌には青白く輝く光の球体が浮かび上がっていた。
ファル「えぇ！さぁハーン！デストラクションボールをライアに放って！！！」
ハーン「よしっ！ライアァァァァ！これで終わりだ！くたばれぇぇぇぇぇぇ！！！」
ライア「あらあらおバカさんなこと。そんなものをくらう私ではないわ！！！」
ルイ 「うわぁぁぁぁぁぁ！！！」
ライアは俊敏な動きでデストラクションボールを交わした！そしてこともあろうか
デストラクションボールはルイを目掛けて突っ込んでいった！
ファル「ルィーッ！跳ね返すのよ！私の生み出したデストラクションボールは
あなたの味方よぉぉぉぉっ！！！」
ルイ 「はっ、はいっ！！！」
ズドンッ！！！ルイはデストラクションボールを正面から受け止め弾き飛ばした！
その弾け飛んだデスラクションボールはライアに向かって飛んでいく！！！
ライア「そ、そんなバカなっ！あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！！！！！」
ズドォォォォォォンッ！！！強烈な爆発と共にライアは派手に吹き飛び、
そのまま大猿の姿から元の人間へと戻った。
ライア「くぅ・・・そんなバカな・・・。こ、この私がここまでボロボロにされるなんて・・・
に、逃げないと・・・。このままじゃ確実に殺られる・・・・・・！」
ハーン「誰がお前のような奴を逃がすものか。みんなの仇だ・・・殺してやる！」
ハーンはギュッとマーレイダガーを握り締め、這いつくばるライアの前に立った。
ライラ「こ、ここまでなのっ！！！！！！」
ハーン「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！」
ファル「待ってハーン！お願いがあるの。ライアを見逃してあげてほしいの。」
ハーン「な、何言ってるんだファル！？こいつはみんなを・・・！」
ファル「私思ったんだ、ここでライアを殺したら勿体無いって。わがままなお願い
だってことはわかってるわ・・・。でも、お願いよハーン・・・。」
ハーン「くっ・・・・・・・・ライア、ファルに感謝しろよ・・・・！」
ハーンは力無くその場にマーレイダガーを落とした。
その２ 終わり
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