ＰＳ・マグナ・ドゥヘル II
第三話
前回のあらすじ
なんか、いろいろあったけど大型のモンスターが攻めてきたということで初のガグナードを使った戦闘
をすることになった。
「・・・・なぁ、前回もそうだったが・・・簡単すぎないか？」
「なれてないんでしょう・・・きっと・・・。」
俺達３人は戦闘をすべくガグナード降りていた。
「なんで、降りてんだよ。」
「そうだよ。ガグナードで戦うんじゃなかったかい？」
「さぁ、なんでだろうな。」
他の連中は降りていないらしくここにはいなかった。
アルガイド達がコクピットで早く戻ってこいと言っているらしかった。
らしいというのは声が聞こえないからなんだけど、どうしてそう思ったかというのはそう言う感じがし
たから。
そう言うわけでカイナスとガーラン・・・そして俺、バフォグは再びガグナードに乗り込んだ。
「何やってんだよ・・・お前等・・・。」
戻ってきて早々リーダーにそんな事を言われた。
「いや・・・俺に言われても・・・。」
俺自身なんで外に居たのか全然わからなかった。
とりあえず、適当な椅子に座ってみた。
立っていると攻撃を受けた衝撃で転びそうになるからというのもあるけど、それ以前に疲れるからとい
う理由で座ることにした。
他の連中は武器を使おうとしてそれぞれ何かを思って椅子に座っているらしいな。
先手は敵・・・サンドワームの攻撃がきた。
体当たりをしてきたが多少振動が来た程度で大したダメージは無いようだな。
攻撃しようとしてシーンとかが適当にパネルを叩いているようだけど特になんの変化もなかった。
再び攻撃されてからようやく武器が発動した。
コクピットよりも上の辺りから光線みたいのが飛んで行き・・・・って当たってないな・・・。
「何処狙ってんだよ。」
「そんなこと言われたって・・・・・。」
俺はそんなやり取りを見ながら暇だったので適当に目の前のパネルを叩いてみた。
と、今度はコクピットの下側からミサイルが飛んで行った。
これは命中した。
「すごいな、バフォグ。」
「・・・ま、まあな。」
偶然なんだけどとりあえず、狙ってたって事にしとこう。
ガルゼスが何かをやって以来攻撃が全て命中し始めた。
おそらく、照準を合わせたんだろうな・・・。
流石はガルゼス！
と言う事で俺は寝ることにした。
よくわからないが、突然目を開いた。
すると目の前に何かが迫ってきていた。
恐らく・・・盾っぽいものが・・・。
とっさにかわそうとしたのだが回避運動のせいで直撃を食らった。
畜生！動くんじゃなかったぜ！
と思いながら俺は気を失った。
あの盾は恐らく・・・ガーランの盾だろう。
きっと何かの弾みで外れて俺のほうに飛んできて・・・。
覚えてろよ・・・・！
気がついたら医務室にいた。
近くにカイナスが居た。
「あ、気がついたんだ。それじゃ。」
それだけ言うと逃げるように立ち去った。
なんだっていうんだ！？
体は・・・動く。
じゃぁ、一体・・・。
ま・・・・・まぁ、カイナスだしな・・・。
気にしない事にしとこう。
で、俺はコクピットへ着ていた。
サンドワームはもう居ないらしい。
倒したのか・・・。
コクピットではシーンとガルゼス。あとジャムルが武器の使用法などを調べていた。
「他の連中は？」
「多分、何処かの町に行ったと思うわ。」
期待通りシーンが応えた。
ガルゼスとジャムルは喋らないしなぁ・・・。
それよりも・・・俺が知りたいのは・・・。
「ガーランって何処に居るかしってるか？」
「さぁ・・・？」
シーンは相変わらずこっちを見ないで応えた。
どうやら、わからないらしい・・・。
しょうがない・・・他を当たるか・・・。
カイナスはきっとガグナードの何処かに居るだろう。
とりあえず、カイナスにさっきの医務室で何があったのかを聞いてみようと思い探し始めた。
恐らく武器関連の所にいるだろう。
ってことで、俺はガグナードに沢山ある砲座の一つに着ていた。
が、カイナスは居ないようだった。
他の所へ周ってみるか・・・。
２つめの砲座に着てみたがやはり居なかった。
俺はガグナードの砲座めぐりを一通り終えとりあえずコクピットへと帰ってきた。
コクピットには相変わらずシーンとジャムル・・・あれ？ガルゼスが居ないな・・・。
かわりにカイナスが居た。
「カイナス、さっき医務室で・・・。」
「気にしないほうがいいよ。」
「・・・・気になるんだけど？」
「・・・まぁ、知らないようがいい事ってあるよ。」
「・・・・・・。」
「・・・じゃぁ、教えるけどおいらが悪いんじゃないからね。」
「・・・・？」
「鏡見てみなよ。」
俺は言われるままに鏡を見てみた。
なんだこれはぁぁぁーーー！！！
誰だ俺の顔に落書きをした奴は！！！
俺はとりあえずこの落書きを消そうと思い水のある所へ移動した。
その際、通路でガーランを発見した。
ガーランは俺を見ると同時に転進し始めた。
「逃がすか！」
俺はガーランを追って走り回った。
やがて追い詰めることに成功しとりあえず、ガーランに攻撃して気絶させておいた。
このまま放っておいてもいいだろう・・・。
俺は顔の落書きを消してコクピットへきた。
コクピットには誰も居なかった。
どうやら、何処かに行ったらしい。
・・・・・あたりまえか。
とりあえずその辺に座って足を伸ばした。
伸ばした際に何かが足に当たった。
どうやら、何かのパネルらしかった。
突然ミサイルが飛び出して何処かへ飛んで行った。
これは危険だ・・・。
俺はコクピットで２度とくつろがないようしようと心に決めた。
そして俺は適当な空き部屋ヘ行ってくつろぐことにした。
このガグナードは何も無い部屋がいくつかあってそのうちの一つに俺がいるってことだな。
どうせやることもないし・・・と思っていたら寝てしまった。
気がついたのはそれから数時間後だった。
とりあえず、誰か戻ってきてないかなと思った俺は再びコクピットへ行ってみた。
「ん？バフォグか。」
「リーダー。他の奴は？」
「適当に何かやっているんじゃないのか？」
「・・・・・。」
・・・・・・・リーダー。
頼むからもっと俺達の事を管理してくれ・・・・・。
とりあえず、ガグナード動かすわけにもいかないのでそのまま適当に時間をつぶした。
それから大体３時間くらいした頃だった。
ようやく皆が帰ってきてとりあえずガグナードを移動させることにした。
そして約４分後・・・。
「あら・・・？何かしら？」
「どうした、シーン。」
「索敵機に反応があるんだけど・・・なにかしら？人間サイズだけど・・・。」
「・・・なら迎え撃つか？」
「なぁアルガイド・・・ガグナードでやったほうが早いんじゃないのか？」
「いや、相手が小さいとガグナードの攻撃じゃあたらんだろ。」
「なるほどな・・・。」
「敵じゃないかもしれないから、おいらとバフォグとガーランで先に行って見てくるよ。」
「あぁ、そうしてくれ。」
「「・・・。」」
そして俺達は偵察隊として先に行く事になってしまった。
敵は・・・・人型のやつが一人だけこっちに向かってきていた。
人型ならただの旅人かもしれないのだが・・・奴の殺気が俺達を攻撃しているから恐らく敵だろう。
俺達は迎え撃つべく構えたのだが・・・奴の間合いに入ると同時に攻撃を受けてしまい少なくとも俺は
気を失ってしまった。
続く
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