ＰＳ・マグナ・ドゥヘル　II
第十一話

前回のあらすじ

「さて、前回・・・俺の体はさらに機械化してしまった・・・。
「・・・・それだけ？」

前回・・・アルガイド達がピアタで色々やっていた時の事・・・新たに隕石が２つ落下してきていた。
だが、アルカイド達は誰も気づいてはいなかった。
落ちた隕石の一つは、たまたま近くに来ていたハンター・・・ホークが発見し中へと入っていった。
「隕石か・・・久々だな・・・。」
「あぁ・・・。」
などど簡単な会話を交わしながら敵機械兵を破壊し続け奥へと進んでいった。
ある程度進むと、今までとは違う形の機械兵が姿をあらわした。
どのように違うのか・・・・それは、獣のような４足形態の機械兵で言うなれば犬のような感じをさせ
る機械兵だった。
ホークはなぜか、無造作に近づき「お手」といって手をだすと、犬のような機械兵は一瞬困ったような
素振りを見せたがホークの手に噛み付いた。
「ぐあぁ！！！」
「なにやってんだよ・・・。」
ホークはもう片方の手で犬の口をこじ開けて噛まれていた手を救助した。
「・・・ケーキの方がよかったのかもしれませんね。」
「・・・俺の貴重な食料をこんな犬もどきに食わせようとするなよ。」
「・・・・・・・・くるぞ。」
ジャムルがそう言うと同時に犬型機械兵はホーク達に攻撃をかけてきた。
ホークは攻撃をかわして犬型機械兵に反撃をかけた。
先程噛まれた手の恨みも込めて思いきり剣で叩くと犬型機械兵は無事、両断された。

恐らく最深部と思われる所へついたのは、それから少し歩いてからだった。
ジナグルが機械をいじっている間ジェイドはホークがおかしな事をしないように見張る事にした。
自分の時のように記憶を消去されてはかなわないからなのだがホークにしてみればジェイドが結構邪魔
になっていた。
ホークがジェイドを叩きのめして機械を触ろうとすると、今度はジェンドがホークの邪魔をはじめた。
ジェンドは事情は知らないがホークに機械を触らさせない方がいいと、本能がそう思わせているらしい
ので、素直にそれにしたがった。
ホークがジェンドを何とかした時、機械の中から一体の機械兵が姿をあらわした。
「自分の名前がわかりますか？」
「・・・ジェグド・・・可変型攻撃戦闘兵器ジェグドだ。」
「可変型？」
「そう、可変型だ。」
「ジェグドは全部で７形態に変形出来るんですよね？」
「そう、７形態に・・・でもパーツが必要な形態もあるけどね。」
「この辺に落ちてる金属片・・・これがそうなのか？」
「金属片・・・・・まぁ、そうだけど。」
「じゃ、ジェイドお前これ持て。」
「なんで俺が・・・。」
「思いから。」
「・・・・。」
その金属片・・・可変用のパーツは全部で約１２０ｋ近くはあろうかという重量でとてもホークが持て
るような重さでは無いためジェイドが持つ事になった。
そのまま出口へ向かっている時・・・ふとジェイドは思った。
「なぁ、ジェグド・・・お前、これ使って変形してくれ。その方が楽だし。」
「・・・まぁ、いいけど。」
ジェグドはジェイドからパーツを受け取ると早速自分の体に取り付けてジャンプすると姿が変わった。
「ジェグド・・・タンクモード！」
「おぉ！戦車になったぞ！」
「凄い！まさか本当に変形するなんて！」
「主砲も本物だよ？撃ってみるかい？」
ジェグドは銃口をホークに向けた。

気づくとアイードのいつもの宿屋へ帰ってきていた。
どうやら、ジェグドは本当に撃ったらしい・・・。
ホークもとっさに避けたのだが、爆風に巻き込まれて倒れた所にジェグドタンクに踏まれて流石に気絶
してしまい、そのまま担がれて帰還したそうだ。

さて、もう１つの隕石のほうだが・・・・。
こっちにはギゾフォストとジャイグが来ていた。
機械兵はほとんどギゾフォストがプロセダンでただの金属片へと変えているためジャイグはほどんどや
ることがなくただ、ギゾフォストの後を歩いているだけだった。
だが、ジャイグにしてみればそれそれで楽で良いということなので特に何も言わなかった。
そして最深部へ・・・。
そこには、マグナ・ドゥヘルの７体目・・・ジャフルがすでに目覚めていた。
「誰・・・敵！？」
「いや、仲間だ。」
「・・・ジャイグ？そっちは・・・？」
「ギザフェルトって奴だ。」
「・・・・・ギソフォストだ。」
「・・・・とにかく敵じゃない。」
「でも、反応が・・・？」
「反応通りさ。」
「なら・・・。」
長くなりそうなので飛ばすがジャイグがジャフルに事情を説明した。
「そういうこと・・・。」
「そういうことだ。」
「なら、手をかすよ。」
「じゃ、ここを出るか・・・ヒーナス。」
ギゾフォストのテクニックにより一瞬で隕石入り口までとんだ。
「ギザフォスト・・・なんで前は歩いてでたんだ？」
「ギゾフォストだ・・・前は使えなかった。」
「そういうものなのか。」
「・・・ジャイグ、名前くらいちゃんと覚えたら？」
「覚えてるさ・・・シャフル。」
「ジャフル！」
「・・・すまん。」
そして彼らは再び何処かへ姿を消した・・・。

さて、アルガイド達がガグナードへ戻った時にようやく隕石が落ちた事に気が付いて急いで隕石落下ポ
イントへと移動するが全てが無駄だった。
だが、１つはホークが回収したというジナグルの報告を受けホークに後でジェイドと共に譲ってもらう
事にしてもう１つは、所在不明のためどうする事もできなかった。
ピアタでもう一度情報を集めようとカイナスが言ったがアルガイドがいやがった為移送する事にした。
次の目的地も決めないままに・・・。

次回のあらすじ
「さて、またマグナ・ドゥヘルの入手に失敗したアルガイドです・・・・。まぁ、それはおいといて次
回予告いってみようか。今回は７変化のジェグドを呼んでみた。」
「次回の話？聞いた事無いけど？」
「・・・あぁそう・・・じゃ、ジャフルを変わりに呼ぶかな。」
「何？次回予告？」
「そう。」
「次回は・・・あぁ、私出てないからいいや。じゃーねー。」
「じゃーねー・・・って、おい待て！！！って行っちまった。」
「こんな話知ってる？」
「ジェグド？まだ居たのか・・・。」
「居たのかって・・・まぁいいや。こんな話知ってる？７変化出来るけど多分出てくる形態は６形態く
らいかもしれないって。」
「タンクにしかなれないんじゃないのか？」
「撃つよ？」
「待て！撃つな！」
「あれ？弾切れかな？撃てないや・・・。」
「あのなぁ・・・・・・。」

続く