「さぁ、行くか」
ゼクドはラーディス、ゼルディ、ロマリオを引き連れ遺跡へと向かっていった。道中強力なモンスター達が現れたが、
ハンターズのトップクラスのゼクド、ラーディス、そしてゼクドに鍛えられ、さらに強くなったゼルディ、もはや
ハンターズのトップクラスと比べても何の遜色もない。そしてロマリオ、自分が唯一自信を持てる腕力を徹底的に鍛え
上げ、大剣を振るう度にその力の凄まじさが伝わってくる。最初に挑んだメンバーよりさらに強力になっていた。
ラーディスは圧倒的な強さをもつダークファルスに追い付けるかも知れない、と思えた。以前のメンバーは確かに
強かったが、全員自我が強くコンビネーションやチームプレイといったものが欠落していた。しかし今回は違う、
ゼクドとラーディスは以前から何度も組んで依頼を受けていたことがある。そのためいつのまにかコンビネーションを
組み初め、今となっては以心伝心の極みとも言えるほど見事なものになっている。ゼルディもゼクドの特訓によって
実戦経験が身に尽き、戦局においてはなにをすればいいか、どうするのが最高の選択であるか、という判断力が大きく
伸びている。ロマリオは多少突っ込みすぎるところがあるが、圧倒的な力でねじ伏せている。遺跡のモンスター達も
永遠とも思える数で攻めてくるがこのチームが相手では太刀打ちできなかった。そして長い道のりを終え、ダーク
ファルスの眠る祭壇へ向かうワープゾーンへとたどり着いた。
「まず第一段階のダークファルスは大量のモンスターに隠れている。これは本体にのみ影があるので影のある奴のみを
狙えばいい。第二段階で本体が現れる、これは狙うのは本体じゃ無い、本体の攻撃はアックスウェルが試みたが結局
無傷と変わりがない、そこで本体から足のように生えている四つの蛇のような形をした頭を狙う、恐らくこれが弱点だ」
ラーディスは説明しながらも自信が溢れていった、今回はコンビネーション、敵の弱点など最初に比べて情報が揃っている。
これで負けるはずがないという確信が持て４人はダークファルスへの祭壇に向かった。後ろから近づいてきた者の存在に
気づかずに・・・・・
「よし、いくぜ！」
シフタ、デバンドも唱え最高潮、４人は祭壇に振れ、ダークファルスに挑んだ。最初に出てくるモンスターの本体を見つけ
叩き潰す。そして悲鳴をあげた後に本体が姿を現す、情報が揃っているとは言えどさすがに苦戦した。強力な魔法を防ぎきる
手立てはなくレスタの回復に専念する。だがわずかなスキを突いて次々に攻撃する。頭を一体一体潰し最後の一匹も潰した。
ーGYIIIIYAAAAA
おぞましい悲鳴とともにダークファルスが変貌する。だが当時に比べ大きな被害もなく順調である。だが３段階のダーク
ファルスはさらに凶悪な魔法を唱え４人を苦しめた、だが怯んではいられない、だれもが一斉にコアに攻撃するとダーク
ファルスは呻き声をあげて前のめりに倒れた。誰もが勝利を確信したが、しかし次の瞬間一瞬にして全員が動けなくなった
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