〜本編その２ 西の大地編〜
と、そんなワケでスタートしたアレックとミニナの旅ですが、笑えることにここから完
全なまでのフリー状態になります。どこに行けとも言われず、
何をしろとも言われ
ません。まあ、好き勝手に移動できると言っても実際は敵キャラの強さという制限
がありますし、テドから南は砂漠があるので行けないしで実際に移動できる範囲は
限られるのですが。
と言うワケで、最初にテドの村の真南にある橋を渡ってみることにします。
橋を渡って南下するとすぐに街が出てきます。テドの村がフィールド上のチップで
家一軒くらいにしか見えないのに比べ、ちゃんとチップ上で街の形をしています。
さっそく中に入って情報収集をしてみることに（以下、街の人のセリフ箇条書き）
※アレックとミニナの故郷であるテドの村以外の街や村に入って最初に話しかけた
相手は誰であろうとそこの名前を言います。次に話しかけたときから通常のセリフ
になります。
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「ここは、メカトラの街です」（最初に話しかけた相手）
「わっ！びっくりしたなあ」（青い服の中年男性）
「モーグさんなら、カルカットの遺跡に行くって言っていたわ」（若い女性）
「知らない人とお話しちゃいけないって言われてますぅ」（麦藁帽子の少女）
「商売すると、損するよ」（家の中、中年の主婦）
「タイニーの村なら、この川の上流だよ」
（家の中、オーバーオールの中年男性）
「あら、テドの村から？」（家の中、青髪の若い女性）
「ずっと南に行くと、古代の遺跡があるんだ。中には、入れないそうだがね」
（家の中、ネクタイをしめた太ってチョビヒゲの中年男性）
「タイニーの村には世界の地図があるのよ」（家の中、金髪の若い女性）
「世界の地図が欲しいものだ。それがあれば安心さ」
（家の中、浅黒い肌の若い男性）
「商売すると、儲かるよ」（家の中、オーバーオールの中年男性）
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とりあえずモーグはこの街にも寄ったことがあるそうです。正直、あまり関係のある
情報とも思えませんが。またこの街の真ん中にいる、シルクハットに蝶ネクタイをし
た男性に話しかけると
「旅の人、観光タクシーに乗りませんか？３０ゴールドで街を一周できるよ」
とか聞いてきます。断ると「後で後悔しても知らないよ」と言ってきますが、乗ったと
ころで白い幌馬車のグラフィックで町内をぐるっと一周するだけ、アイテムをくれる
とかそういうことも何もないので、期待して乗ると後悔すること請け合いです。なお、
上記「商売すると儲かるよ」の人は観光タクシー乗り場の近くにいます。共同経営
でもしてるんでしょうか？
なんにせよこの街で得られた重要っぽいキーワードは「世界の地図」、ここから北上
したタイニーの村という場所にあるそうなのでアレックとミニナはそこへ向かうことに
なりました。
メカトラの街からタイニーの村までの距離は短いです。出てくる敵キャラは西の洞窟
とほぼ同じ、洞窟クリアでレベルも少しは上がっているので苦戦することはないかと。
そしてまた、情報収集がはじまります。
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「ここは、タイニー村です」（最初に話しかけた相手）
「この村の自慢はポポの博物館です」（シルクハットに蝶ネクタイの男性）
「私は、ポポのことがあんまり好きじゃないわ」（麦藁帽子の少女）
「いい天気ですね」（赤い服の女性）
「お山には、仙人がおるそうじゃ」（杖をついた白髪の老人）
「ポポの師匠は、山に住んでいるんだってね」
（家の中、オーバーオールの中年男性）
「この世界には、全部で七つの街や村があるわ」（家の中、金髪の若い女性）
「ポポの地図が盗まれたんですって」（家の中、青髪の若い女性）
「私はポポです、たいへん賢い偉いポポです。師匠から貰った、世界の地図を
使って、大もうけをしたかったのですが・・・」（ポポ）
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やっぱりここのツッコミ所はポポ以外にいないでしょう。姿は一般人の一人である、ネク
タイをしめた太ってチョビヒゲの中年男性と同じで、その言葉からは知性のカケラも感じ
られません。女神転生で「オレサマ、オリコウサン」とか言っていた魔獣オルトロスあたり
といい勝負です。また、この村自慢らしい「ポポの博物館」ですが、ポポのいる他と比べ
倍くらい横に大きい家がそうだというのは分かるのですが、中に入ることはできず、当然
何が展示されているかも分かりません。ただ、個人の博物館と言うと、どうしてもあれを
想像してしまいました。→
ようこそ落合博光野球記念館へ
そして村を出たらすぐ近くにある洞窟に何となく入ってみます。すると、左にほんの二歩
あるいたところで・・・いきなり強制エンカウントで戦闘になります。
「ろうしがあらわれた」
ワインレッドな、ちょっと偉そうなローブを着た瓶底メガネに長い白髭の、いかにも魔法
使いという出で立ちの老師、このゲーム最初のボスキャラです。・・・が、この老師
すげえ強いです
具体的に言うとこっちの攻撃は１ダメージで向こうの攻撃は３０程度（三発で戦闘不能）、
しかも混乱魔法のルーキレを連発してくるので、その効かない攻撃すらままなりません。
そんなワケで鍛えなおすことになったアレックとミニナは一度南のほうへ行き鍛えなおす
ことになりました。西の大地（←勝手に命名）では北半分は西の洞窟と同レベルの敵が、
南半分ではワンランク上の敵が出るからです。目安としてはＬｖ８〜９までが北半分、それ
以降は南半分で鍛えるのがいいかなと。しかしこの南半分、出現する敵にツッコミ所が多
すぎです。具体的に言うと
・怪人蝙蝠男といった風貌のデビルバット
・森だろうと平地だろうと出現するシャーキン
・幽霊系の最低ランクキャラとして登場する敵の名前がリッチとの対比で「プアー」
・スライム系最高レベルのパワースライムとほとんど互角なマンモス系のビッグノーズ
１と同じ名前のキャラを使いながらこの適当さ、やってて軽く眩暈を覚えました。どうやら
出現する敵キャラの分布が大雑把な地区では分けてあるものの地形では分けていない
ようで（いかにも水棲生物な「かぶとがに」も山地で出没するし）。ともあれこうした連中を
倒し二人のレベルが１３、装備もセラミックソード、ミラーアーマー、セラミックの盾を揃え
たところで再び洞窟へ。今度はほとんど無傷で倒すことができました。
＜ポポの師匠＞
お前達に、この地図をやろう。これは、破門にしたポポという弟子が持って逃げた
大切に使うがよい。では、さらばじゃ」
「よくぞ、私の試練に打ち勝った。お前達のことは、すでに聞いているぞ。この世界
を元に戻すために、戦ってくれ。
のを、取り返しておいたものだ。
くることが「試練」ですか？そっちは誰に聞いたのか知りませんが、こっちはアンタに大して
一面識もなければ、試練をリクエストした覚えもないんですが。さすが仙人、世間一般の常
識なんぞあったもんじゃないです。
ここで入手できる「世界の地図」は全体マップと現在位置を表示してくれるアイテム。左下
の部分が意味深にめくれあがってますが、とりあえず気にしない方向で。
地図を手に入れたらふたたび南下、西の大地で唯一未訪問だった南端湖沿いの町へと向
かいます。
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「ここは、カルカットの村です」（最初に話しかけた相手）
「あなた、うちの人しりませんか？」（赤い服の女性）
「この村も、今ではすっかり貧しくなってしまった」（茶色い服の老婆）
「みんな漁師なのに、船が一艘もないんだ」（青い服の中年男性）
「お酒を買いに来たの？」（黄色い服の子供）
「怪物たちに船を壊されたんだ」（家の中、浅黒い肌の若い男性）
「ここの名物は、ひょうたんエイドだよ」（家の中、オーバーオールの中年男性）
「時折、湖のほうから恐ろしい声が聞こえるの」（家の中、青髪の若い女性）
「誰も漁に出られないので、浜辺で遊んでいるよ」（家の中、中年の主婦）
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湖と言うと上で書いた地図の左下、わざとらしくめくれて隠れている部分です。やっぱり
ここには何か秘密がある様子。しかし今のところは、こういうＲＰＧにありがちな船入手
イベントがあるワケでもないしで無視です。しかし怪物に船を壊されて漁に出れないのは
大変だと思いますが、遊んでないで働けと。あと「うちの人」言われても知るわけないだろ
うと。
そんなやる気のない村人を無視して真っ直ぐ東へ行くと岬のほうになんか白い岩が散ら
かっているような場所につきました。とりあえず入ってみると・・・
＜ばんにん＞
「遺跡の中に、入りたいって言うのかね。人を入れてはいけないんじゃよ。ところで
わしは『ひょうたんエイド』を飲むと、気が大きくなるのじゃ」
カケラもない、ヒントともいえないほどにあからさまな賄賂要求は・・・まあ、呆れていても
話が前に進まないのでフィールド上、遺跡のグラフィックの上で「ひょうたんエイド」を使う
ことにします。ちなみにひょうたんエイドはカルカットで１００ゴールドです。
＜ばんにん＞
なに、遺跡の中に入りたいのかね。まあ、いいじゃろう」
「おお！これは、わしの大好きな『ひょうたんエイド』ではないか。もらってもよいの
かな・・・うれしいのう。
変わるところで爺さんの顔が赤くなりますが、別に爺さんの赤ら顔見ても嬉しくないです。
そう言えば２のテキストアドベンチャー、ヒューイの冒険でも警備員に饅頭渡すと通してく
れるってのがありましたが、やっぱりそれを意識してるんですかね、このイベント。
ともあれ、遺跡の中でサンドマスターを手にしたアレックとミニナはテドの村の南にあった
砂漠を超えることに・・・というワケで以下次回。
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