ファンタシースターIITA
セガのネットワークシステム「メガモデム」で、ダウンロードできたIIのキャラの
少し昔の話。（ユーシスやネイなど話がそのままIIに続く物もある）
「TA」とは「テキスト・アドベンチャー」の略で、セガ・ゲーム図書館(＊とうの昔に休館）
のサービススタート時の目玉企画の一つでした(現セガのパブリシティマネージャーの
竹崎忠氏も会員だった)ストーリー的には(下記参照)結構面白い物があったのですが，
何せモデムが１２００bpsなため，文字情報ばかりで分かりづらく、ショボいのが欠点,
(というより致命傷)でした。
また、ゲーム図書館休館語，メガＣＤ用ソフト「ゲームの缶詰」１・２に半分ずつ
収録されているので，興味のある方は中古屋で探してみてください。
ストーリー
ユーシスの冒険:思い上がっていた少年時代から己の未熟さを知り，総督の元で働くようになるまで
ネイの冒険：養父母を暴徒に殺されてから、ユーシスに出会うまでの幼年期の物語，ルドガーも出演
ルドガーの冒険：町と妻子の仇を捜すルドガーの孤独な旅
アンヌの冒険：バイオモンスターの被害にあった町に単身出向く話，最後はアンヌの彼氏が戦う
ヒューイの冒険：彼の通う大学で起きたモンスター騒動について，ヒューイに彼女がいるのが発覚
アーミアの冒険：ドームファームを荒らすモタビアン窃盗団を追う彼女と，敵首領の淡い心の交流
カインズの冒険：家出同然に故郷を去ったカインズのスラム街での生活，途中で彼女も戦う
シルカの冒険：時価数十億メセタの名画「オパオパ」を狙うシルカの活躍(と言っていいのか？)
・・・端折って説明するとこんな所です。(*アーミアの話の窃盗団のボスはパルマ人です念のため)
あと戦闘がさいころの目で攻撃力が決まったりします。(笑)
ファンタシースターアドベンチャー
発売日／１９９２年３月１３日
価格／３５００円
容量／１メガ＋パスワード
ストーリー／AW１２６８年１２月某日，パセオのエージェントである主人公は親友，ケン・ミラー
博士の発明品を見にデゾリスへと向かう。しかし博士はデゾリス乗っ取りを企むバロン所長によって
彼の発明した「ちから・もりもりん」とともにさらわれてしまう・・・
ゲームギア用のソフトなのですが，筆者はやったことがありません(＾＾；
TAと同じシステムだけど、どう見てもTAの方がデキがいいとのことです。
そしてこれの主人公が実はユーシスの父親なのではという説もあるが定かではなく，
シリーズとの関連性も低い，その他パスワード画面が見づらいなど散々たたかれ，
結果、Beep!メガドライブのＧＧ読者レースで初登場最下位帝王の座を獲得しました。(笑）
*しっかし「ちから・もりもりん」ってなんだよ，名付け親が見てみたいぞ(＾＾)
ファンタシースター外伝
発売日／１９９２年１０月１６日
価格／４５００円
容量／２メガ＋Ｂ・バックアップ(３）
ストーリー／アリサが発見したコプト星の植民星アレサランド，そこに住む少年
アレックは幼なじみの少女ミニナとともに行方不明の父モーグを探す旅に出る・・・
上記のアドベンチャー同様やってないので，コミケで買った「ファンタシースター大百科」
という本を片手に書いているのですが，すいません、ワケわからないです，コレ(笑）
「アリサが発見したコプト星の植民星」という時点で既にワケわからないし，アリサは
いつの間にかこのワケわからないところでコールドスリープについてるし，ミニナは
アリサが大悪魔カブロンを倒すために作ったクローンということだがアリサに会うと
何の抵抗もなく「お母さん」と言うし挙げ句の果てにアレックは最後まで意義不明の
「アリサの戦士」ということらしいし・・・
聞けば聞くほど攻撃力が高そうなソフトである(笑）
ファンタシースター〜封じられし記憶〜
発売日／１９９５年１０月８日(不確か）
価格／３９００円
容量／ドラマＣＤ
ストーリー／リュクロスに行く直前，フォーレンがシャトルの整備にいそしんでいる時，
ルディは彼方の夕日を眺めていた。「この夕日を見ていると、何かを思い出しそうで・・・」
そう語るルディを見かねたスレイはルディの記憶の糸をたぐろうとするのだが・・・
ソフトバンクがラングリッサーIIに続いて出したメモリアルドラマＣＤシリーズ第二弾
(最終弾？)，ルディとネイ(IIのとは別人)の心の交流を描いた作品。夢オチ的なラストに
やや不満が残るものの、全体的な話はファンならまあ満足行くのではないだろうか？
ところで，同梱のファンブックのスレイの絵が，優男すぎてイヤに感じたのは筆者だけ
だろうか？(個人的にはマニュアルの顔の方が好き)あと、IVの他のキャラも、チョイ役
でいいから出演させて欲しかった気がします。特にシェス(爆)
ファンタシースターゲームブック
詳しい情報が入りました！！（情報提供：試製重戦車オイさん）
「ファンタシースター アリサの冒険」
著者 大出光貴
企画・構成 スタジオ・ハード
制作 大内めぐみ
カバーイラスト 青木邦夫
本文イラスト 青木邦夫
定価 ４１７円
全２８８頁
１９８９年４月１２日 発行
「ファンタシースターII 還らざる時の終わりに」
著者 大出光貴 橋爪啓
企画・構成 スタジオ・ハード 大出光貴
制作 大内めぐみ 木川明彦
カバーイラスト 青木邦夫
本文イラスト 八雲ひろし 徳永健
定価 ４１７円
全２８８頁
１９８９年５月６日 発行
ファンタシースターIII 時の継承者」
著者 山崎和緒 安藤夏 前田炬燵
企画・構成 スタジオ・ハード 内藤旗彦
制作 山口宏 梅沢鈴代
カバーイラスト 青木邦夫
本文イラスト 影次ケイ
定価 ４１７円
全２８８頁
１９９０年９月１２日 発行
全作品とも双葉書店発行
内容は立ち読みした範囲ですが，基本的にはゲームと同じです。ただし、ラストが
I・・・アルゴルの女王となった後，デゾリスに探検に行くところで終わり。
II・・・再びタイラーに助けられ無事モタビアに帰還。
III・・・ネオパルマと出会った所で終わり。ちなみにダーちゃんへのトドメにメギド。
・・・ってな具合になってました。(IIのマザーブレイン戦がなんかドラマチックでした)
千年紀も出してほしかった所なのですが，残念ながらその前にゲームブックのブームが
去ってしまいました(苦笑)
もう一つのファンタシースターII
ファンタシースターIIのボツ案。最大の違いは「主人公がルツ」という所です（徳間書店
「ファンタシースターの世界」参照）
１から千年後、アリサからの意志を感じたルツは新たな人格と能力を持って覚醒する。
目が覚めたとき、アルゴルはマザーブレインが支配する世の中に変わっていた。
そこでルツはまずスペースコロニー・エッケンに行って仲間を募り、原子炉衛星リュオンの
トラブルを突き止めに行く、しかし失敗しリュオンは墜落、パルマは滅亡。それからモタビア
へと向かうがそこはプラントシステムの暴走でモンスタープラントであふれていた。それらを
根絶やしにするには洪水しかない！という事でダムを決壊させ、さらにはアメダスをいじって
豪雨を降らせモンスタープラントの根絶やしに成功する。
しかしルツ達の起こした洪水はモタビアンの仕業とされ、モタビアン狩りが勃発、これに各地で
モタビアンの激しい抵抗があり内戦となる。ルツ達はモタビアンの首領に会い、事情を説明し、
モタビアンを沈めてもらい、自身はモタビアンを監視し、攻撃準備を整えている治安衛星を破壊
する事に成功する。
そしてルツ達は事件の真相を求めて、マザーブレイン設立当時の技術者の唯一の生き残りである
ヌーという男に会うためにデゾリスへと向かう。しかしヌーがいると思しき塔からはマインド・
コントロールの電波が流れており近づけない。そこでルツ達はそれに対抗するためにエスパーを
仲間にすることにした（この時ルツは戦士タイプ）そしてエスパーを仲間にしたルツ達は装置を
破壊し、ヌーと出会う。しかし彼は黒幕ではなかった。そしてそのヌーが言うにはマザーブレイン
を狂わせているのはマザーブレイン自身ではないか、マザーブレインが意志を持ち、アルゴルを
破滅へと向かわせているのではないかとの事であった。そしてルツ達は最後の冒険へと向かう・・・
と、まあかなりかいつまんだ説明ですがこんな感じでした（２の原型と思われるイベントとかも
結構ありますね）その他ルツがタイムスリップして１の世界のアリサを助けるというアイディア
もあったそうです。しかし２の開発責任者だった、現ソニックチームの中祐司氏がルツが主人公
では性格的にあまりに弱いと反対したのが理由で却下され、ユーシスが主人公になったそうです。
＊なお、筆者はSPECは読んだことがなく、手持ちのいい資料もないので，ここでは
割愛させていただきました(T_T)
ファンタシースターIIの解説に行く。